法人カードはセゾンがおすすめ!2種類のカードの違いやサービスを解説
1枚持っているとビジネスシーンに便利に活用できる法人カード。個人事業主や経営者の方で導入を検討している方も多いでしょう。
しかし、法人カードはJCB、アメックス、三井住友カードなど多数のカード会社から、さまざまな種類が出ていてどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。
今回は、法人カードの中でも手に入りやすいといわれているセゾンの法人カードにスポットを当てて、特徴やメリット、2種類のカードの違いについて解説していきます。
法人カード選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
法人カードとは
法人カードとは、経営者や個人事業主向けに発行されるクレジットカードのこと。個人向けのクレジットカードとの大きな違いは、利用料金の引き落とし先を法人口座に設定できることです。経費を一括にまとめられるので、経理業務の手間が省けます。
さらに、法人カードの利用によってキャッシュフローが改善できるメリットもあります。法人カードの支払い料金は翌月、または翌々月です。その場で支払う現金払いと比較すると、現金が出ていく時期を後ろ倒しにできるので、余剰資金を増やすことができます。
セゾンカードの特徴
セゾンカードは、株式会社クレディセゾンが発行するクレジットカードです。クレディセゾンでは個人向けのクレジットカードのほかに、法人カードも発行しています。
まずは、法人カードも含めたセゾンカードの主な特徴について解説します。
永久不滅ポイントが貯まる
セゾンカードの利用では、永久不滅ポイントと呼ばれる独自のポイントが貯まります。
永久不滅ポイントの特徴は、ポイントに有効期限がないこと。ポイントの失効を気にすることなくポイントが貯め続けられます。
永久不滅ポイントは、カードの利用1,000円につき1ポイントが貯まり、1ポイントあたり5円に換算されます。還元率は0.5%と決して高還元ではありませんが、カードの利用のほかにもamazonや楽天、yahooショッピングなど500以上のサイトが出品している「セゾンポイントモール」を経由すれば、最大30倍のポイントを獲得することも可能です。
さまざまなシーンで貯めやすく、有効期限がないため魅力的なポイントだといえるでしょう。
マイルが貯まる
貯まった永久不滅ポイントは、200ポイントでANAのマイルなら600マイル、JALのマイルなら500マイルに交換可能です。
また、ゴールドカードやプラチナ法人カード会員対象の「SAISON MILE CLUB」に登録すれば、ショッピング1,000円につきJALのマイルが10マイル自動的に貯まります。
海外出張が多い方にとっては、マイルが効率良く貯まることは大きなメリットといえます。
アメックスと提携している
クレディセゾンはアメックスと提携していて、「セゾンアメックス」といわれるカードを発行しています。アメックスの国際ブランドを選択できるカード会社は他にもありますが、セゾンアメックスは国内で唯一、アメックス自社発行のプロパーカードと同じ「センチュリオンデザイン」です。法人カードにも、このセンチュリオンデザインが採用されています。
また、アメックスが自社で発行しているカードに比べてセゾンアメックスは年会費が安く設定されています。一番年会費が安いアメックスの法人カードであるアメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードが年会費13,200円(税込)に比べ、セゾンアメックスのセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費1,100円(税込)です。
ハイステータスなカードとして有名な、アメックス発行のカードと同じ高級感のあるデザインの法人カードが、手頃な年会費で手に入るのは魅力的ですよね。
法人向けセゾンカードのメリット
クレディセゾンが発行する法人カードには、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード」「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード」の2種類があります。
次に、これら2種類に共通するメリットを紹介します。
決算書・登記簿謄本が不要
セゾンの法人カードの審査には、決算書や登記簿謄本がいりません。一般的に、法人カードの申し込み時には法人の本人確認として登記簿謄本が必要になります。また、審査の対象として企業の経営状況が重視されることが多く、決算書の提出が求められることも多いです。
しかし、セゾンの法人カードにはこれらの書類が不要です。そのため、起業したばかりの法人や個人事業主でも申し込みが簡単で、面倒な書類を準備する必要がなくスピーディな発行が実現できます。
ビジネスに役立つサービスが付帯
セゾンの法人カードには、ビジネスに役立つサービスが付帯されています。ビジネスに必要な事務用品やレンタカー、宅配サービスなどが割引価格で提供される「ビジネス・アドバンテージ」という優待プログラムのほか、クラウド型会計ソフト「freee」などの優待が受けられます。
プラチナカードであれば、空港ラウンジが利用できる「プライオリティパス」やゴルフの優待、旅行傷害保険などより充実したサービスが受けられるようになります。
年会費が安い
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費は1,100円(税込)です。一般的な法人カードの年会費に比べ割安で、起業したばかりの経営者や個人経営者の方でも所有しやすいといえるでしょう。
また、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードも年間200万円以上のショッピングで、次年度は年会費半額というお得な仕組みが導入されています。
ポイントで経費削減
セゾンカードの利用では、永久不滅ポイントが貯まります。法人カードで支払いをするごとに、有効期限なしの永久不滅ポイントが貯まっていき、カードの支払いに充てられるので経費削減に繋がるでしょう。
また、セゾンの法人カードは海外利用で永久不滅ポイント2倍になる特典がついていています。還元率は1.0%となり、より効率的にポイントを貯めることが可能です。
セゾンの2種類の法人カードを比較
セゾンの法人カードには、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードと、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの2種類が存在します。
最後に、これら2種類の法人カードを比較していきます。
初めての法人カードを持つ方におすすめ!セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:初年度 | 1,100円(税込) |
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年会費:2年目 | 1,100円(税込) |
追加カード年会費 | 3,300円(税込) |
ETCカード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~2.0% |
申込資格 | 個人事業主またはフリーランス、経営者(高校生を除く) |
限度額 | 30万円〜500万円 |
旅行傷害保険 | なし |
ショッピング補償 | なし |
国際ブランド | アメックス |
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、ビジネスに特化したサービスのみの付帯になっている代わりに、年会費が抑えられている法人カードです。
年会費は1,100円(税込)とお手頃ですが、ビジネス用品の割引サービス「ビジネスアドバンテージ」や会計ソフト「freee」の優待など、ビジネスシーンに役立つサービスはしっかりと付帯されています。
申し込み時も決算書や登記簿謄本の提出が不要なため、起業したばかりの法人カードビギナーの方でもスピーディに受け取れるのが魅力でしょう。
また、社員や家族に発行できる追加カードを、4枚まで無料で発行可能できるので便利に活用できます。
ヤフービジネスサービスやクラウドワークス、アマゾンウェブサービスなど、ビジネスで利用することが多いサイトでカードを利用すると、永久不滅ポイントが通常の4倍貯まるのもコバルトカード独自のサービス。
その反面、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカンエキスプレス・カードに付帯されている旅行傷害保険やラウンジの無料利用といったサービスはありません。ビジネスに最低限必要な機能のみで、年会費を抑えたいという方や初めて法人カードを持つ方におすすめのカードです。
充実したビジネスサポートが受けられるセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
年会費:初年度 | 22,000円 |
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年会費:2年目 | 22,000円(税込) 年間200万円以上利用で11,000円(税込) |
追加カード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%~1.0% |
申込資格 | 個人事業主または経営者(学生・未成年を除く) |
限度額 | なし |
旅行傷害保険 | 国内:最高5000万円 海外:最高1億円 |
ショッピング補償 | 年間300万円 |
国際ブランド | アメックス |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは年会費22,000円(税込)で、より充実したビジネスサポートが受けられる法人カードです。年間の利用額が200万円以上であれば、次年度の年会費は半額になります。
このカードの魅力は、ビジネスに役立つ特典やサービスが手厚いところです。このカードにあって、セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードに付帯されていない特典としては、以下のものが挙げられます。
- 「SAISON MILE CLUB」に登録でき、ショッピングでJALマイルが貯まる
- 海外旅行の事故において最高1億円、国内旅行の事故において最高5,000円までの旅行傷害保険が付帯
- 148以上の国や地域で1,300ヵ所以上の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に無料登録が可能
空港ラウンジの無料利用や旅行傷害保険のサービスが充実しているので、海外出張の多い経営者や個人事業主の方におすすめの法人カードです。
プラチナカードはハイステータスな法人カードでもあり、ビジネスマンであれば持っておきたい1枚でしょう。
まとめ
今回は、セゾンの法人カードについて詳しく解説してきました。セゾンの法人カードは決算書・登記簿謄本が不要なことや年会費が割安なことが魅力です。
セゾンの法人カードには、「セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード」と「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード」の2種類があります。それぞれの特徴を比較して、自分に最適のカードを選びましょう。