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楽天でコーポレートカードは発行できない!楽天ビジネスカードを検討しよう

法人カード「楽天ビジネスカード」のメリット・デメリットなど徹底解説

楽天でコーポレートカードは発行できない!楽天ビジネスカードを検討しよう

楽天グループのサービスの支払いに利用すると、ポイントアップなどの優遇が受けられる「楽天カード」。

普段から楽天グループのサービスを利用している方の中には、事業で利用するカードも楽天のコーポレートカードにしたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

しかし、楽天から法人向けのコーポレートカードは発行されていません。

事業用として使いたい場合は、「楽天ビジネスカード」を発行しましょう。

この記事では、楽天ビジネスカードの概要や、メリット・デメリットについて解説します。

楽天からコーポレートカードは発行されていない!

コーポレートカードは、大企業向けに発行される法人向けのクレジットカードです。

複数枚発行できるため、従業員に1枚ずつ配布して経費の支払いに役立てることができます。

楽天カードからは、大企業向けのコーポレートカードは発行されていません。

法人向けのクレジットカードとして発行されているのは、楽天ビジネスカードのみとなっています。

楽天ビジネスカードは、個人向けのカードである楽天プレミアムカードとセットで保有するカードです。

また、楽天ビジネスカードは1枚のみの発行となるため、コーポレートカードのように従業員に配布して利用することはできません。

楽天ビジネスカードは、コーポレートカードとしてではなく、経営者個人が使用するクレジットカードとして利用してください。

楽天の法人カード「楽天ビジネスカード」の概要

楽天ビジネスカードは、法人代表者・個人事業主向けの法人カードです。

カードを作成するためには、個人向けのクレジットカードである「楽天プレミアムカード」を保有していなければなりません。

楽天ビジネスカードの基本スペックは以下の通りです。

※下記の表の年会費には、楽天プレミアムカードの金額も合わせて記載しております。

年会費:初年度 2,000円+税
(楽天プレミアムカード:10,000円+税)
サブカード
年会費
なし
ETCカード
年会費
500円(1枚目無料)
9枚まで発行可能
ポイント
還元率
通常1%
楽天市場の買い物なら最大5%
申込資格 法人代表者・個人事業主
限度額 5〜300万
旅行傷害保険
※楽天プレミアムカードに付帯
海外最高5,000万円
(自動・利用付帯)
国内最高5,000万円
(自動付帯)
ショッピング
保険
※楽天プレミアムカードに付帯
最高50万円
(自動・利用付帯)
国際ブランド VISA
(楽天プレミアムカードはVISA,MasterCard,JCB,AmericanExpress)

ここからは、楽天ビジネスカードの大きな特徴を解説します。

楽天ビジネスカード以外にあったクレジットカードをお探しの場合はこちらの記事を参照してください。

最強ビジネス・法人カードを徹底比較【ポイント還元率・年会費・ステータス】

「楽天プレミアムカード」を保有する必要がある

楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの子カードとして発行されるため、単体では発行ができません。

そのため、楽天プレミアムカードを持っていない場合は、楽天ビジネスカード・楽天プレミアムカードの同時申込みが必要になります。

なお、すでに一般の楽天カードや楽天ゴールドカードを持っている場合は、楽天プレミアムカードへの切替えも可能です。

また、楽天ビジネスカード自体には、保険や空港ラウンジなどのサービスが付帯していません。

保険や空港ラウンジサービスを利用したいときは、楽天プレミアムカードのものを利用することになります。

年会費は合計12,000円+税

楽天ビジネスカードの年会費は2,000円(税抜)

楽天プレミアムカードの年会費は10,000円(税抜)ですので、合わせて12,000円(税抜)の年会費が必要です。

楽天プレミアムカード自体の年会費は高めですが、付帯保険や空港ラウンジサービスなどの特典が充実しています。

さらにポイント還元率も高くお得なカードだといえます。

引き落とし口座は法人口座

楽天ビジネスカードの引き落とし口座は、法人名義の預金口座に設定します。

楽天プレミアムカードの引き落とし口座に設定している個人口座には設定ができません。

それぞれのカードの引き落とし口座を別のものにすることで、プライベートとビジネスのお金を分けて管理できるようになります。

ビジネスカードの導入により、ビジネスの経費管理の効率化に繋がるでしょう。

国際ブランドがVISAのみ

楽天ビジネスカードの国際ブランドはVISAのみです。

VISAは国内外問わず加盟店が多いため、海外出張中にも利用できず困ることはないといえます。

ちなみに、本体となる楽天プレミアムカードはVISAのほか、MasterCard、AMEX、JCBの4種類の国際ブランドから選ぶことができます。

楽天ビジネスカードのメリット

ここでは、楽天ビジネスカードのメリットについて解説します

ポイント還元率が1%と高い

楽天ビジネスカードの利用額100円につき、楽天ポイントが1ポイント貯まります。

還元率は1%となり、ビジネスカードの中でも高い水準です。

さらに、楽天市場で楽天ビジネスカードを利用すると、楽天市場の「ポイントアッププログラム」の条件を満たし最大5%の還元率となります。

毎月30,000円分楽天市場で買い物をするとしたら、年間で貯まるポイントは18,000ポイント。

貯まったポイントは楽天市場など、楽天グループの各サービスで幅広く使えます。

ポイント還元率の高さと使いやすさは、法人カードの中でも特に優れているといえます。

ETCカードを複数枚発行できる

楽天ビジネスカードはETCカードを1枚年会費無料で発行できます。

2枚目以降は1枚につき年会費500円(税抜)がかかりますが、何枚でも発行可能です。

また、ETCカードの利用額にも楽天ポイントが貯まります。事業で車を使っている方にとって、嬉しいサービスといえるでしょう。

付帯保険が充実している

楽天ビジネスカード自体には、旅行保険が付帯されていません。

しかし、本体となる楽天プレミアムカードには、充実した保険が付帯されておりビジネスにも活用することができます。

楽天プレミアムカードの付帯保険は以下の通りです。

  • 国内・海外旅行傷害保険:旅行中のケガや病気など不慮の事故に対して補償。傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円
  • 動産総合保険:楽天プレミアムカードで購入した商品(1個1万円以上)が購入日から90日以内に損害を被った場合、最高300万円まで補償

これらは一部を除き自動付帯となるため、楽天プレミアムカードを持っているだけで補償が受けられます。

ビジネスでの出張時に保険があると安心ですよね。

プライオリティ・パスの空港ラウンジサービスが付帯

楽天プレミアムカードには、「プライオリティ・パス」という魅力的な空港ラウンジサービスが付帯されています。

プライオリティ・パスは、世界148カ国600以上の都市や地域で、1,300カ所以上の空港ラウンジが無料で利用できる会員制サービスです、

空港ラウンジはドリンクサービスやWi-Fiなどが充実しており、出張の出発前に存分にくつろぐことができます。

その他空港のラウンジやマイルをお求めの方はこちらを見てください

ANAのコーポレートカードはマイルが貯まる!法人向け3種類のカードを比較

楽天ビジネスカードのデメリット

ここでは、楽天ビジネスカードのデメリットについて解説します。

追加カードが発行できない

楽天ビジネスカードは1会員につき1枚のみの発行で、追加のカードを発行することができません。

もし従業員にカードを発行して経費の管理をしようと考えていた場合は、楽天ビジネスカードではなく、他社の法人カードを検討してください。

法人カードをポイント還元率で比較したい方必見!ランク別おすすめを紹介

特にたくさんのカードを発行したい場合は、大企業向けのコーポレートカードが向いています。

限度額はプレミアムカードと合算される

楽天ビジネスカードの利用限度額は、楽天プレミアムカードと合算されるというデメリットもあります。

限度額は2つのカードを合わせて最高300万円です。

もし事業用としてビジネスカードを使い、大きな額の支払いを予定している場合、限度額が不足するかもしれません。

まとめ

楽天カードからは、大企業向けのコーポレートカードは発行されていません。

法人向けのカードとして発行される「楽天ビジネスカード」も、追加カードが発行できないため、従業員向けに発行するのではなく、経営者の方など個人のカードとして活用してください。

楽天ビジネスカードは、楽天プレミアムカードとセットで発行するカードです。

ポイント還元率も高く、付帯の保険や空港ラウンジサービスなども充実しているため、ビジネスに有効活用できるでしょう。