マイルが貯まりやすい法人カード3選!ポイント移行時の注意点も解説
国内外への出張が多いため、法人カードで効率良くマイルを貯めて航空券に交換したい。そうお考えの経営者の方も多いでしょう。
マイルの貯まりやすい法人カードを探すなら、「マイル還元率」に注目してカードを選ぶことがおすすめ。マイル還元率は法人カードによって大きくことなり、中にはマイルに交換できないという法人カードもあるため、事前によく調べておくことが重要です。
この記事では、マイルが貯まりやすいおすすめの法人カードを紹介。また、マイルを貯める際の注意点も解説します。
これから法人カードに申し込みをするという方は、ぜひカード選びの参考にしてみてください。
マイルの貯まりやすい法人カード3選
法人カードでマイルを貯めるには、法人カードの利用によってポイントを貯め、それをマイルに交換することが必要です。
いくら分のポイントでどれくらいのマイルに変えられるのかは法人カードによって異なりますが、よりマイルへ交換しやすい法人カードを選ぶには「マイル還元率」の高いものを選ぶのがベスト。
マイル還元率は、法人カードを100円利用するごとにいくら分のマイルが貯まるかを示したものであり、マイル還元率1%=100円使うと1マイルが貯まる、ということになります。
ここで注意をしておきたいのが、ポイントを貯めてもマイルへの交換はできない法人カードもあるという点。
実は、ポイントをマイルに交換できる法人カードはあまり多くありません。また、マイルに交換できる場合でも、ANAマイルのみ、JALマイルのみなど、交換できるマイルに制限がある場合ことがほとんど。
そのため、もしご自身でマイルの貯まりやすい法人カードを探す場合には、
- そもそもポイントをマイルに交換できる法人カードなのか
- 交換できるマイルの種類はどれか
- マイル還元率はどれくらいか
の3つを確認することが重要です。
今回マイル還元率の良い法人カードをご紹介する当記事では、国内の主要航空会社であるANA、JALのマイル還元率が良い法人カードと、ANA・JAL以外の航空会社のマイルも貯まる法人カードをピックアップしました。
よく利用する航空会社に合わせて選んでみてください。
JALマイルを貯めるなら!セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
貯まるマイル | JAL、ANA |
---|---|
マイル還元率 | JAL:1.125% ANA:0.3% |
移行上限 | JAL:年間150,000マイルまで ANA:上限なし |
移行手数料 | 無料 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは、JAL・ANAともにマイルを交換できる法人カードですが、注目すべきはJALのマイル還元率の高さ。
法人カードのマイル還元率は、0.3~0.6%ほどが一般的な平均ですが、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードは驚異の1.125%!
この還元率であれば、1ヶ月あたり約40万円の支払いを1年間続ければ、JALの日本⇔グアム間のビジネスクラス往復航空券と交換できるだけのマイルが貯まります。
法人カードの中でも断トツの還元率の高さ、かつプラチナステータスということもあり付帯サービスも非常に充実しているため、ビジネスマンとして持っていて損はない1枚です。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードの詳細情報
年会費:初年度 | 20,000円+税 ※年間200万円以上の利用で次年度年会費1万円 |
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サブカード年会費 | 3,000円+税(4枚まで) |
ETCカード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 0.5%〜1.0% |
申込資格 | 学生を除く20歳以上の個人・法人の方 |
限度額 | 個別に設定 ※最高1,000万円 |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円、国内最高5,000万円 |
ショッピング保険 | なし |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
付帯サービス | 空港ラウンジ、プライオリティ・パスなど |
ANAマイルを貯めるなら!ANA法人ワイドゴールドカード
貯まるマイル | ANA |
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マイル還元率 | 1.00% |
移行上限 | なし |
移行手数料 | 無料 |
ANA法人ワイドゴールドカードは、JCBから発行されているゴールドカード。
還元できるマイルはANAのみで、還元率は1%と非常に高い点がポイントです。
1%の還元率であれば、1ヶ月あたり約55万円の支払いを1年間続ければ、ANAの日本⇔ハワイ間のビジネスクラス往復航空券と交換できるだけのマイルが貯まります。
それに加えて、ANA法人ワイドゴールドカードでは毎年「ボーナスマイル」を貰える点が大きな魅力!
まず、法人カードの入会・継続で2,000マイルプレゼント。入会時だけでなく、その後も継続して加入し続ければ毎年もらえます。
さらに、ANA法人ワイドゴールドカードでANAの航空券を購入した場合、もらえるフライトマイルが25%もアップ。
出張の際にANA便をよく利用するという方には、ANA法人ワイドゴールドカードが断然おすすめ。他のカードと比べて、貯まるマイルの大きさが全く違います。
ゴールドカードというだけあって、旅行保険付帯、空港ラウンジ利用可能とサービス内容も充実。ANAユーザーにとって文句なしの1枚です。
ANA法人ワイドゴールドカードの詳細情報
年会費:初年度 | 19,000円+税 |
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サブカード年会費 | 4,000円+税 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | 1.00% |
申込資格 | 法人または個人事業主 |
限度額 | 50万~250万円 |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円、国内最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 海外最高500万円、国内最高500万円 |
国際ブランド | JCB |
あらゆる航空会社のマイルに!アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
貯まるマイル | ANA、チャイナエアライン、デルタ航空、エミレーツ航空、アリタリア航空など14社 |
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マイル還元率 | ANA:最大1% その他:最大0.8% |
移行上限 | ANA:40,000マイルまで その他:上限なし |
移行手数料 | ANA:年会費5,000円+税 (メンバーシップ・リワードANAコースへの登録) その他:なし |
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、交換できるマイルの種類が多い点が人気の法人カード。日本の航空会社ではANA、海外では14社もの航空会社が対象です。
また、ANAマイルの還元率が最大1%、その他の航空会社では最大0.8%と高い数値という点も魅力的。海外の様々な場所に出張・旅行にいく方にとっては、ANAやJAL以外の航空会社のマイルと交換できるのはメリットが大きいでしょう。
ただし、ANAマイルに交換するには別途年会費が5,000円かかるメンバーシップ・リワードに登録する必要がある点には注意が必要です。
その他の付帯サービスを見ても、空港ラウンジ利用可能、旅行保険も海外旅行で最高1億円と十分なサービスがついています。
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードの詳細情報
年会費:初年度 | 31,000円+税 |
---|---|
サブカード年会費 | 12,000円+税 |
ETCカード年会費 | 500円+税 |
ポイント還元率 | 0.5%〜5.0% |
申込資格 | 20歳以上の個人事業主または法人代表者 |
限度額 | 個別に設定 |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円、国内最高5,000万円 |
ショッピング保険 | 国内・海外最高500万円 |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
マイルを貯められる法人カード一覧
ここでは、さきほど紹介した法人カード3枚に加え、ポイントをマイルと交換できる法人カードを一覧で紹介します。
法人カードの種類 | ANA | JAL | その他航空会社 |
---|---|---|---|
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード (一般・ゴールド) |
○ | × | チャイナエアライン、デルタ航空、アリタリア航空、フィンランド航空、エミレーツ航空、カタール航空、エールフランスなど14社 |
ANA JCB法人カード (一般・ワイド・ワイドゴールド) |
○ | × | × |
オリコ EX Gold for Biz | ○ | ○ | × |
ダイナースクラブ ビジネスカード | ○ | × | デルタ航空、ユナイテッド航空、大韓航空、アリタリア航空 |
三井住友ビジネスカード for Owners | ○ | × | アリタリア航空、シンガポール航空 |
楽天ビジネスカード | ○ | × | × |
MUFGカード ビジネス (ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードも含む) |
× | ○ | ユナイテッド航空 |
JCB CARD Biz | ○ | ○ | デルタ航空 |
ポイントを移行する際の注意点
ここまで、マイル還元率の良い法人カードを紹介してきました。
ここからは、実際に法人カードでマイルを貯めていく際の注意点を解説していきます。
法人カードによって交換できるマイルが違う
冒頭でも解説しましたが、法人カードによって交換できるマイルは異なります。
多くの法人カードは、交換できるマイルがANAのみ、JALのみなどと交換対象が限定的。また、海外の航空会社のマイルも交換対象という法人カードは多くありません。
法人カードに申し込む際には、事前にどのマイルと交換できるのかしっかり確認しておきましょう。
移行手数料・年会費が発生する場合がある
法人カードで貯めたポイントをマイルに交換する際には、移行手数料や交換プログラムの年会費が発生することがあります。
交換手数料が無料という法人カードもありますが、年会費が発生する場合には3,000円~5,000円と意外と高い金額を払わなければいけない場合もあるため、チェックしておくことが重要です。
移行可能なポイントに上限があることも
ポイントをマイルに交換する際には、年間で交換できるマイル数に上限が設定されていることがよくあります。
数年分ためたポイントを一気にマイルに交換しようと思っても、上限に触れてしまいできなかったということもあり得るため、上限を事前に確認しておきましょう。
また、マイルに交換するまえのポイント自体にも「有効期限」が設定されていることがほとんどなので、ポイントが失効しないうちに計画的にマイルに交換することをおすすめします。
国内・海外出張が多いなら旅行保険など付帯サービスも要チェック
今回はマイル還元率に注目して法人カードを紹介してきましたが、国内外への出張が多いためマイルを効率的に貯めたいと考えている方は、旅行保険や空港ラウンジの付帯サービスの有無もよく確認しておくと良いでしょう。
法人カードは、特にゴールドステータス以上の場合には国内外を飛び回るビジネスマンに向けて手厚いサービスが付帯されていることが多いです。
- 国内・海外旅行保険
- ショッピング保険(購入したものの破損や盗難に対する補償)
- 空港ラウンジの無料利用
- 空港への手荷物配送 など
旅行保険や空港ラウンジの利用は、出張の多い方にとっては非常にありがたいサービスでしょう。
付帯されるサービスは、法人カードによって充実度が違います。また、旅行保険の補償金額もカードによって様々。
法人カードをビジネスに役立てたいという方は、マイル還元率だけでなく、こういったサービス内容にも目を向けて選ぶことをおすすめします。
マイル還元率以外も優れた法人カードはこちら!
ここまで、マイル還元率の良いおすすめの法人カードを紹介してきました。
法人カードによってマイル還元率は大きく異なり、交換できるマイルも違います。また、ポイントをマイルに交換する際には手数料が発生する場合もあるため、事前によく確認することがおすすめです。
当記事の内容を参考に、ご自身にあった1枚を選んでみてください。
今回はマイルだけに注目して法人カードをご紹介しましたが、マイル還元率以外にも目を向けた「総合的に優れたおすすめの法人カード」を知りたいという方は、次のページに総合ランキングをご用意しています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてくださいね。