法人カードの限度額設定はどうすればいい?利用範囲や審査を考えよう
法人カードを作成して、会社の経営を円滑にしたいと考えている人もいるでしょう。法人カードがあれば経費を簡略化させることもでき、毎月の支払いを直ぐに理解できるので資産の管理もスムーズです。
また、お金が必要なときはクレジットカードとして利用もできるので、お金の工面としても利用できます。しかし、法人カードにも当然限度額が設定されているので、限度額は大切な部分です。法人カードの限度額の設定について内容を紹介します。
限度額が高いとビジネスのメリットがある
法人カードで利用できる上限が高いなら、ビジネスの点で大きなメリットがあります。ビジネスの点でどのような優位性があるのか紹介します。
お金をたくさん借りられる
利用限度額が高いならお金をたくさん借りることができます。法人カードのクレジットカードもお金を限度額まで借りることができ、ビジネスで必要な経費の支払いに利用することができ可能です。
利用できる限度額の設定が高いほど、ビジネス面でお金の支払いが楽になり、1月にたくさんの金が必要になったときも安心することができます。
法人カードで限度額設定が高いと経営での資産管理はさらに楽にすることができます。
クレジットカードの使用停止になりにくい
法人カードの限度額が高いなら利用停止になりにくくなります。クレジットカードには上限があり、上限に達してしまうとそれ以上の支払いはできません。
設定が低いならばビジネスで発注や商品購入を行えば直ぐに達してしまい、利用するのに不便さを感じることもあります。
しかし、上限が高ければ支払いの上限値が高いので法人カードの使用停止になりにくく、ビジネスで使用できる範囲が大きいです。法人カードの限度額は高い設定で申し込みした方が安心感が大きいです。
限度額の設定で知っておくべき仕組み
クレジットカードとして利用できる法人カードですが、仕組みについて知っておく必要があります。限度額に関して知っておくべきことは以下の内容です。
限度額は2月分として見ておく
会社の物品などを購入するときに法人カードのキャッシング機能を利用することもあるでしょう。
限度額は大体1月分であり、翌月になれば限度額がリセットされていると思い利用する人もいるでしょう。しかし限度額は1月ではなく、お金が支払われる期日までの上限ということをしっておくべきです。
もし、自分の法人カードの限度額が150万円だとすれば、1月に100万円の決済利用をしたとします。その場合、次の月に利用できる限度額は50万円であり、それ以上は引き落としとして使用できません。
法人カードをの支払い日は大体2か月後になっていますが、クレジットカードの中にはそれ以上の支払い日に設定している会社もあります。
資金のやりくりには役に立っても限度額に達した時点で利用できなくなると、経営に支障が出ることもあるので注意が必要です。
追加カードと親カードは限度額を共有する
法人カードを作成するときに追加カードを発行する人もいるでしょう。追加カードと自分名義の親カードは「限度額が別」と思う人もいるかもしれませんが、一緒に共有することになります。
もし、法人カードの限度額が200万円だとして、追加カードを2枚持っているなら、合計3枚の法人カードで限度額の上限が200万円となるので、この金額内でやりくりしていく必要があります。
そのため、自分が法人カードを利用していなくても、追加カードで200万円の利用をしてしまうなら自分は使用できなくなるので、社員の利用設定も確認しておく必要があります。
限度額の設定を増やす方法とは
経営が上手くいき資金の巡りが良くなれば、法人カードの限度額の設定を引き上げたくなります。
限度額の設定は増額させることができますが、審査があるので確実に上がる保証はありません。限度額の設定を引き上げるために以下のことを考慮できます。
収入が増えた
ビジネスが成功して収入が以前よりも増えたなら、限度額の設定を引き上げやすくなります。収入が増えたなら会社が上手くいっており倒産する可能性がないということになります。
また、収入が増えたことで会社の信用度も高くなるので、そのタイミングで限度額の設定を上げる審査をしてもらうと通過しやすくなります。
ただ、限度額は自分の収入や信用度にによって変わってくるので、収入が微量で増えた程度であれば大きく限度額を上げるのは難しいい場合もあります。
滞納や延滞をしない
限度額の設定を引き上げるためにはカード会社に信用してもらう必要があります。信用を得るためには毎回の支払いのときに利用した金額をしっかりと支払いして自分の評価に傷をつけないようにすべきです。
カード会社がお金を貸すときは自分の評価や信用によって限度額が引きあがっていき、滞納や延滞をしてしまうと、自分の要求は通りにくくなります。
長期間で毎月の支払いを滞ることなく行い、お金の面でトラブルが発生しないなら限度額の設定引き上げの審査も通りやすくなるでしょう。
ランクの高いカードに換える
限度額の設定を高くしたいなら変更することもできます。ゴールドカードやプラチナカードと言った高ランクの法人カードはサービス内容も向上しますが、限度額の上限も高額となります。
上限が500万円~700万円ま引き上げることも可能なので、使用しているカードの設定を審査で増額してもらうよりも、クレジットカードのランクを変えた方がいいときもあります。
ただ、法人カードのランクを変えるときは審査基準も厳しくなっているので、審査に通過することができるのか確認してから帰ることが大事です。
限度額が高い法人カードのおすすめ
ビジネスとして限度額の設定にこだわっているなら、法人カード選びが大事です。たくさんの法人カードがあるので、しっかり内容を見極めて選ばないと予想と反してがっかりしてしまうこともあります。
おすすめの法人カードにはどんなブランドがあるのか以下の内容を参考にしてみましょう。
セゾンプラチナビジネスカード
法人カードの限度額でおすすめなブランドにセゾンプラチナビジネスカードがあります。限度額の設定が初期の段階から100万円という設定なのでビジネスに利用しやすいです。
また、限度額は最大で500万円となっているため、規模が大きい事業をしている人でも利用を考えることができます。
サービスの内容もよく、会員専用のコールセンターによりコンシェルジュが24時間サポートしてくれたり、旅行傷害保険が付帯されていたりするので使い勝手もよく、出張などのビジネス面でも安心感を得ることができます。
年会費は2万円となっていますが、事業でお金をたくさん利用する人は考案してみましょう。
アメックスビジネスカード
法人カードとして利用したい人はアメックスビジネスカードもおすすめです。このカードは明確な限度額の設定がなく申告内容や利用実績で金額の制限が決められます。
そのため、個々によって限度額の差が大きくなりますが、ビジネス面で成功していたり資産がたくさんある人は限度額を高く設定することができます。
自分で申告した分だけ限度額の上限が高くなる可能性を秘めているので、起業したばかりの人でも内容によっては高額な上限からスタートできます。
アメックスビジネスカードはゴールドカードであれば空港ラウンジの無料サービスや空港の荷物運び、またゴルフサービスや旅行侵害保険など、たくさんのサービスを利用できます。
限度額とサービス内容を考慮すると持っていておすすめなメリットが多いです。
三井住友ビジネスゴールドカード
三井住友カードも限度額を気にするなら発行を考えることができます。ただ、三井住友カードの中でもおすすめはゴールドカードです。
この法人カードであれば限度額は最高300万円までの設定であり、追加カードも最高20枚まで発行することができます。
サービス内容としては旅行損害保険の付帯やポイント付与サービスによる、商品購入も利用できます。使用が多いならポイントで商品購入もしやすくなります。
また500円でETCカードも付帯できるので、ビジネスで車の利用が多い人は使い勝手が良いです。
プラチナビジネスカードにランクアップすればETCは無料になり、サービス内容も充実しますが、年会費がゴールドカードは1万円ですがプラチナは5万円なので、その点を考慮するとゴールドカードがおすすめかもしれません。
限度額の設定を考えておこう
法人カードをビジネスで利用するときは限度額の範囲でしか利用できません。上限が高いほど支払いや決済のときに有利なので、限度額の設定を見て選ぶことが大事です。ビジネスを円滑にするためにぜひ、熟考しておきましょう