基礎知識
アメックスビジネスカードの利用限度額は法人ごとに違う!増枠する方法とは

アメックスのビジネスカードの限度額について徹底解説

アメックスビジネスカードの利用限度額は法人ごとに違う!増枠する方法とは

ビジネスカードとして多くの経営者から人気を集めるアメリカン・エキスプレス、通称アメックス。

ステータス性や機能性の高さが好評で、1枚は持っておきたいビジネスカードとして長く支持されています。

特に、アメックスのビジネスカードは月々の利用限度額が決まっておらず、法人ごとに設定できる点が便利だと言われています。

利用枠が決まっているクレジットカードが多い中、限度額を自由に設定できるのは助かりますよね。

今回は、そんなアメックスのビジネスカードの利用額について解説します。

利用額はどれくらい設定できるのか、途中で増枠する方法はあるのかなど、気になる点を紹介しますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

アメックスビジネスカードの利用限度額は利用者ごとに決定

国際的なクレジットカードブランドであるアメックスのビジネスカードは、月々の利用限度額があらかじめ決まっていません。

一般的な法人カード・ビジネスカードでは「利用可能枠300万円」など、利用できる金額の上限が決まっています。

これは誰もが300万円まで利用できるというわけではなく、申込時の審査に応じて利用可能な限度額が決まるが、最大でも300万円まで、という意味です。

アメックスの場合、この最大金額が決まっていません。利用できる金額は利用者ごとに個別に設定され、一律で設けられた制限は無し。

つまり、審査次第で利用できる限度額がかなり大きくなる可能性もあるのです。

一般・ゴールド・プラチナの全てが一律制限なし

アメックスのビジネスカードには、一般ステータス(グリーン)、ゴールドステータス、プラチナステータスの3種類のカードがありますが、この全てが限度額の上限がありません。

通常、ステータスが高くなるにつれて利用額も高くなっていくものですが、アメックスの場合は一般カードでも利用額の上限がないというのがポイントです。

そのため、他社の一般カードに申し込むよりも、高い限度額で利用できる可能性があると言えるでしょう。

「無制限」ではない点に注意

アメックスビジネスカードの限度額で注意すべき点は、「限度額がない=無制限に利用できるわけではない」という点です。

アメックスビジネスカードも、他の法人カード・ビジネスカードと同じ様に申し込み時に与信審査を行い、それに基づいて限度額が設定されます。

そのため、審査次第では利用可能額が低いこともある点には注意が必要です。

審査によって支払い能力が十分にあると判断されれば、利用限度額が1,000万円に設定される場合もありますが、反対にまだ信頼性がそこまで見られないという場合には、一般的なレベルでの限度額になります。

一般的な法人カード・ビジネスカードの場合、一般カードでは50万円~100万円、ゴールドカードでは100万円~200万円ほどの限度額が設定されていることが多いです。

アメックスビジネスカードの場合も、設立したての法人や、以前にアメックスやその他のビジネスカードの利用実績がないという方は、同じくらいの水準で限度額が設定されると考えておくと良いでしょう。

利用できる額を上げるためのポイント

アメックスのビジネスカードは限度額の上限が一律で決まっていないものの、与信審査によって利用できる金額が決まります。

では、どうすれば利用できる金額を上げることができるのでしょうか。ポイントは2つあります。

  • 個人のクレジットカード使用状況や借入状況などの信用情報を良いものに保つ
  • アメックスのビジネスカードの利用実績を積む

個人の信用情報を良いものに保つ

法人カード・ビジネスカードでは、会社の設立年数や業績など法人自体の信用情報の他に、経営者のクレジットカード利用状況や借入状況、年収、貯蓄など個人の信用情報も加味して審査が行われます。

経営者の年収が高かったり、今までに個人のクレジットカードや借り入れ等で返済遅延がなく利用状況が良かったりすれば、ビジネスカードを作っても支払い能力があると判断されることが多いです。

そのため、限度額をあげたい場合にはまず経営者自身の信用情報を良く保つことがポイントになります。

アメックスのビジネスカードの利用実績を積む

2つ目のポイントは、アメックスのビジネスカードの利用実績を積むことです。

アメックスのビジネスカードを利用し、滞りなくきちんと支払いをしていくことで、クレジットヒストリーが積み上がり、法人としての信頼度が増していきます。

アメックスのビジネスカードはアメックスが発行しているカード以外にも、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、MUFGカード・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードなど、他社と提携して発行しているカードがあります。

こういった他社発行のアメックスビジネスカードを利用してもアメックスの利用実績が積まれるので、しばらく利用実績を積んでから増枠の申請をしてみましょう。

アメックスビジネスカードは一時的な増枠が可能

アメックスのビジネスカードでは、利用金額の増枠を申請するにはビジネスカードの裏面に書いてある電話番号に問い合わせる必要があります。

問い合わせ時にオペレーターから年収や貯蓄額、希望増額枠などを聞かれ、その回答と利用実績を踏まえて増枠の可否が決定されます。

そのため、申請して必ずしも限度額が増枠されるわけではなく、希望通りにいかないことも。

しかし、「ずっとではなくて良いから、せめて支払いが増えそうな来月だけは増枠をしてほしい」という緊急の要望もあるでしょう。

そんなときには、「事前承認手続き」という一時的な増枠の申請をしてみるのがおすすめです。

利用限度額を一時的に上げる事前承認手続きとは

アメックスでは、「事前承認手続き」を行うことで、一時的に利用金額を増枠させることが可能です。

ただし、事前承認手続きにも審査があります。

専用窓口に電話をし、オペレーターに対し自身の口座残高や貯蓄高など資産情報を伝え、事前にアメックスに対して入金をしなければなりません。

「一時的な増枠をした場合でも支払い能力がある」ということを示す必要があるため、電話一本ですぐに増枠されるわけではありませんが、緊急時には助かるサービスでしょう。

事前承認係( 9:00~19:00 /土日祝休)

国内電話 0120-106165
海外もしくは携帯電話から 03-6625-9127

限度額ギリギリまでカードを利用するのは危ない

ここまで、アメックスビジネスカードの利用限度額について解説してきました。

最後に、アメックスビジネスカードだけでなく、法人カード・ビジネスカード全体に共通する限度額についての注意点を紹介します。

それは、「限度額ギリギリまでビジネスカードを利用するのは危険」ということ。

というのも、法人カード・ビジネスカードを限度額いっぱいに使ってしまうと、その翌月にビジネスカードを利用できなくなってしまうためです。

基本的に、法人カード・ビジネスカードは使用した金額が引き落とされるまでは利用金額の枠を使っている状態になります。

よって、利用金額上限まで利用した場合、その利用金額の支払いが済むまでは利用できる枠がなく、カードを使うことができないのです。

たとえば、月末締め翌月末払いの法人カード・ビジネスカードで10月に限度額ギリギリまで使用した場合には、利用金額が引き落とされる11月末まではカードが使えません。

法人カード・ビジネスカードを利用する際には、このような限度額と支払時期の兼ね合いを考えることが重要なポイントです。

また、カードの限度額を申請する際には、このような状況を踏まえておおよそ2ヶ月分の利用金額を目安額として申請することをおすすめします。

限度額の高さで比較するおすすめのビジネスカードはこちら

今回ご説明したように、アメックスビジネスカードは利用限度額の一律の上限はありません。

法人・経営者個人の与信審査に応じて利用限度額が設定されます。

そのため、場合によっては1,000万円近い高額な限度額を設定できることもある点がアメックスビジネスカードのポイントです。

しかし、必ず限度額を高く設定できるわけではなく、審査によって決まるという点は忘れないようにしましょう。

また、限度額の高いビジネスカード・法人カードが良いという方は、アメックスの法人カード以外の限度額が高いビジネスカードを検討してみるのもおすすめです。

当サイトでは、80枚以上のビジネスカード・法人カードを比較し、限度額の高さで比べたおすすめのビジネスカードランキングをまとめています。

次ページでご紹介していますので、限度額の高いビジネスカードをお探しの方はぜひチェックしてみてください。

限度額の高いビジネスカード
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