【コーポレートカード】上限金額の設定方法と新たな利用サービスを解説
コーポレートカードを利用している大企業の皆さんで、上限金額について気になっている方も多いと思います。
「上限金額の上げ方を知りたい」と調べている方も多いでしょう。
実は、コーポレートカードの上限金額を決定するタイミングは、2回あります。
そこで、この記事では、コーポレートカードの上限金額についての解説と申し込みのテクニック、引き上げるコツを紹介します。
自社の法人に合った金額を設定できるようになりましょう。
コーポレートカードの上限金額とは?
ここからは、コーポレートカードの上限金額について解説します。
追加カードや法人カードとの違いについても説明するため、上限についてわからないことが多い方は、参考にしてみてください。
コーポレートカードの上限金額について解説
上限金額とは、自由に使えるお金のことをいいます。詳しく説明すると、そのクレジットカード自体で決済できる金額のことです。
上限金額が100万円のコーポレートカードを持っていたケースを紹介します。
その月に100万円分経費決済で利用すると、翌月は支払いが完了するまでコーポレートカードを利用することができません。
1月で上限金額がリセットされるわけではないことを、良く覚えておきましょう。
経営者向けの法人カードとの違いはある?
経営者向けの法人カードとの違いはあるのでしょうか?実は、違いが存在します。
- 法人カード:上限金額が低い
- コーポレートカード:上限金額が高い
上限に違いがある理由は、ターゲットが違うためです。法人カードは、多くの場合個人事業主や小規模の法人の利用が多いです。
よって、利用人数が多くないこともあり、上限が低い傾向にあります。
逆に、コーポレートカードは、社員20名以上の大企業向けのクレジットカードです。
利用頻度も自ずと高くなるため、上限も高く設定される傾向にあります。
ビジネスカードは明記されていない
上限金額は、法人ごとにクレジットカード会社と相談して決定されることが多いです。
そのため、コーポレートカード会社のHPを見ても上限は記載されていないので、注意しましょう。
一般的には、ゴールドカードの方がランクが高いため、上限金額も高く設定できるとされています。
また、申し込みの際には、決済方法によって設定の条件が変わるので、注意しましょう。
- 会社決済型:全カードを合計して設定
- 個人決済型:カードごとに設定
申し込む場合には、いくつかの会社に問い合わせをして、比較してから申し込むことがおすすめです。
社員に追加のコーポレートカードを発行した場合の上限金額は?
利用する場合、社員にそれぞれ追加カードを渡すことがあると思います。
追加カードを渡す場合、上限金額は個人の持っているカードごとに設定できます。
そのため、個人の能力やポストに合わせて、上限金額を設定が可能です。
重要なポストにある人には、多めに設定して機械損失を防ぎ、あまり経費決済をすることが少ない個人には、少なめに設定して不正利用を防ぎましょう。
決定方法は、コーポレートカード会社と相談の上設定するケースが多いようです。
金額の申し込みの仕組み
ここからは、上限金額を設定するタイミングについて紹介します。
タイミングは以下の2つです。それぞれ設定方法を見ていきましょう。
会員になる時点でコーポレートカードの上限金額を設定する
会員になるタイミングで上限金額を設定するテクニックです。
- 法人デスクに問い合わせをする
- 利用イメージと希望する上限金額を伝える
- 最適なコーポレートカードを提案してもらう
- 書類手続きをする
- コーポレートカードを発行してもらう
上限金額を設定する場合は、「収入に対して3割未満」になるようにすると、審査に通りやすくなると言われています。
5割以上に達してしまうと、通過が難しくなるため注意が必要です。
利用途中にコーポレートカードの上限を増額する
利用中に上限を引き上げるテクニックについて紹介します。
- 法人デスクに問い合わせする
- 上限を引き上げてもらう
利用中に引き上げてもらう場合は、法人デスクに問い合わせることで、上限を増額することが可能です。
しかし、審査によっては増額できない場合があるため注意しましょう。
スムーズに引き上げるコツ
ここからは、上限金額をスムーズに引き上げるコツについて紹介します。
上限を引き上げる前にも審査があるため、通過できるように日頃から準備しておきましょう。
①毎月遅れずに支払いをする
まずは、毎月遅れずに支払いをしていきましょう。毎月遅れずに使用料金を支払うことで、支払い能力があることを証明できます。
地道に続けていくことで、コーポレートカード会社と信頼関係が築けるのです。
遅れて支払いをしてしまっている場合は、できるだけ早く支払いをするようにしましょう。
支払いをそのまま放置していると、利用停止になるだけでは済みません。最悪の場合、強制解約になることもあります。
そうなると、別のクレジットカードに申し込んでも審査が通りにくくなるため、日頃からしっかり支払いを済ませるように心がけてください。
②継続して利用をする
コーポレートカードの上限金額を引き上げるコツは、継続して利用することです。
継続して利用していると、信頼関係が築ける要因になります。
一定期間利用することで、上限の金額を引き上げやすくなるため、定期的な支払いはコーポレートカードで済ませるのがおすすめです。
継続利用をして、コーポレートカード会社と信頼関係を築いていきましょう。
信頼関係を築いてから申し込むことで、スムーズに上限を引き上げられます。
金額をコントロールできるサービスも
現在では、上限金額をコントロールできる「MAJOR FLOW Z CLOUD カードコントロール」サービスの提供も始まっています。
このサービスは、パナソニックNETSと三井住友カードが共同で開発ています。
今までは、不正利用や誤った利用方法をされる心配から、コーポレートカードの導入を見合わせる企業が多くありました。
しかし、このサービスを利用すれば、不正利用などされるリスクを減らすことができます。
内容は、社員の個人カードの上限金額を即時制限したり、不正利用をされている可能性があれば、通知をおこなってくれたりします。
不正利用される前に制限をかけられる仕組みが整っているため、導入を見合わせていた法人でも、導入のハードルが下がるでしょう。
参考:コーポレートカードの上限金額をコントロール!「MAJOR FLOW Z CLOUD カードコントロール」の提供を開始|PR TIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000264.000001723.html
まとめ:コーポレートカードの上限を理解して申し込みをする
今回は、上限について解説しました。コーポレートカードの上限とは、そのカードで利用できる金額のことをいいます。
1月に利用できる金額ではないため注意が必要です。
上限金額は、クレジットカード会社のHPを見ても明記されていないことがほとんどです。
そのため、複数の会社に問い合わせをして、比較・シュミレーションしてから申し込むのがおすすめです。
上限を決定するタイミングは2回ありました。信用度を上げてから申し込んだ方がスムーズに引き上げてもらえます。
申し込む前から準備しておくことが大切です。
最近では、新たなサービスも生まれているため、それらの導入も検討しながら入会してみてください。