法人向けのVisaカードを紹介!利用のメリットや特典も解説もあり
コーポレートカードを検討していると真っ先に候補に上がるのが、クレジットカードでは定番のVisaカードでしょう。個人向けのクレジットカードと同様に、Visaのコーポレートカードも各発行会社で用意されています。
法人がVisa、MasterCard、JCBなどの国際ブランドの中から、Visaを選ぶメリットはなんなのでしょうか。
今回は、国際ブランドと発行会社の違いについておさらいした後、法人がVisaを選ぶメリットとデメリットについて解説します。
最後にVisaブランドのコーポレートカードをまとめて紹介するので、Visaのコーポレートカードの導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
まず知っておきたい!国際ブランドと発行会社の違い
そもそも、VisaやMasterCard、JCB等は、「国際ブランド」というもので、クレジットカードにはさらに「発行会社」が関係してくることをご存知でしたか?同じVisaブランドのカードであっても、発行会社によって年会費やサービスが全く異なります。
コーポレートカードを検討する際には、まずクレジットカードの仕組みについて知っておきましょう。
はじめに、国際ブランドと発行会社の違いについて解説します。
発行会社とは
実際にクレジットカードを発行し、会員とやりとりをする会社のことを「発行会社」といいます。コーポレートカードを発行している会社でいうと、「三井住友カード」「三菱UFJニコス」などがこれにあたります。
発行会社の役割は、カードの発行のほかに、付帯する特典やサービスの準備、ポイントの付与、旅行傷害保険やショッピング補償など保険の手続きなどクレジットカードに関する全ての業務です。
また、入会手続きや審査についても基本的に発行会社が行うため、審査の難易度も発行会社によって異なります。
国際ブランドとは
国際ブランドは、世界中のお店での決済ができるように、決済サービスを提供している会社です。以下の代表的な国際ブランドを7大国際ブランドといいます。
- Visa
- MasterCard
- American Express
- JCB
- Diners
- Discover
- 銀聯
国際ブランドによる違いは、決済ができる店舗の数です。お店によって、提携している国際ブランドは異なります。
例えば、店舗でカード決済をする際にその店舗が「対応ブランドはVisaのみ」となっていれば、Visaのクレジットカードでしか支払いができません。
支払いの際には、持っているカードの国際ブランドが店舗に対応しているか確認しましょう。
法人がVISAのコーポレートカードを利用するメリット・デメリット
ここからは、法人でVisaのコーポレートカードの導入を検討している方に向けて、メリットとデメリットを解説していきます。
メリット:国内・世界中どこでも使える
Visaは、世界シェアNo.1の国際ブランドです。MasterCardやJCBなども日本では有名な国際ブランドですが、Visaの世界シェアは50%といわれており圧倒的シェアを占めています。
また、使用できる店舗の数も世界トップを誇っており、世界200カ国以上の国や地域で利用することができます。
コーポレートカードを海外出張や海外旅行などで利用することも考えられるでしょう。
そんな時でもVisaのコーポレートカードを1枚持っていれば、どこにいっても決済ができるため安心です。
キャッシングが利用できるコーポレートカードであれば、海外で現金が足りなくなったときにATMでキャッシングを利用することもできます。
メリット:Visaのビジネスサービスや特典が利用できる
Visaブランドのカードの法人会員は、「Visa ビジネスオファー」や「VISAビジネスグルメオファー」とよばれる、ビジネスサービスや特典が利用できます。
VIsaブランドであれば、基本的にどのコーポレートカードであっても利用できます。このサービスを上手に活用すれば会社の経費削減になるでしょう。
「Visa ビジネスオファー」は、ホテルの宿泊やオフィス用品購入、会計・給与管理ソフト、広告宣伝など、さまざまなビジネスに関するサービスや優待を利用できるサービスです。
「Visa ビジネスグルメオファー」は、全国のレストランが優待価格で利用できるサービス。接待や会食の際にVisaビジネスグルメオファーを使って予約すれば、格安料金で利用ができるので、とてもお得なサービスです。
デメリット:ステータスが高くない
Visaのコーポレートカードのデメリットで挙げられるのが、ステータスが高くないことです。
「アメックスのカードはステータスが高い」などと聞いたことがあると思いますが、一般的にそれはプロパーカードのことを指します。
プロパーカードは、クレジットカードの国際ブランドが直接発行しているカードのことです。プロパーカードを発行しているのはアメックス、JCB、ダイナースクラブの3社のみで、Visaはプロパーカードの発行を行っていません。
Visaのコーポレートカードであっても、ゴールドカードを選べば比較的ステータスが高いものになりますが、やはりプロパーカードのステータスの高さには劣ります。
コーポレートカードのステータスを重視するのであれば、Visaではなくアメックス、JCB、ダイナースクラブのコーポレートカードを選ぶと良いでしょう。
VISAブランドのおすすめコーポレートカードを紹介!
ここからは、Visaブランドのおすすめコーポレートカードを紹介します。Visaのコーポレートカードを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
UCコーポレートカードゴールド
年会費 | 個別に設定 |
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追加カード年会費 | 個別に設定 |
ETCカード年会費 | 無料(1枚につき99枚まで) |
ポイント還元率 | なし |
申込資格 | 大企業向け |
限度額 | 個別に設定 |
旅行傷害保険 | 国内最高5,000万円(利用付帯) 海外最高5,000万円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 年間300万円まで |
国際ブランド | Visa,MasterCard |
UCコーポレートカードは、みずほフィナンシャルグループのUCカード株式会社が発行するコーポレートカードです。
年会費は利用内容によって異なり、申し込み時に決定されます。
海外・国内旅行傷害保険が充実していて、国内のケガや障害については最高5,000万円が利用付帯、海外においては最高5,000万円の保険が自動付帯されます。ショッピングについても、年間300万まで補償されます。
また、ETCカードをコーポレートカード1枚につき99枚まで無料で発行することができます。業務で社用車を使用している法人にとって、魅力的なサービスといえるでしょう。
この他にも、福利厚生サービスやカーシェアサービスなど、ビジネスに便利なサービスや優待が充実しているカードです。
MUFGカード ゴールドプレステージコーポレート
年会費 | 10,000円+税 |
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追加カード年会費 | 2,000円+税 |
ETCカード年会費 | なし |
ポイント還元率 | なし |
申込資格 | 大企業向け |
限度額 | 個別に設定 |
旅行傷害保険 | 国内最高5,000万円(利用付帯) 海外最高5,000万円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 年間300万円まで |
国際ブランド | Visa MasterCard |
MUFGカード ゴールドプレステージコーポレートは、三菱UFJニコスから発行されるコーポレートカードです。三菱UFJニコスのコーポレートカードの中では、最もランクが高く、サービスが充実しているカードになります。
年会費は1枚目が10,000円+税、追加カードは1枚につき2,000円+税がかかります。
海外旅行傷害保険は最高5,000万円が自動で付帯され、、国内旅行においてはチケットの支払いをカード決済していれば最高5,000万円の補償が受けられます。
また、ショッピング保険も年間補償金額300万円となっているため、会社で利用する高額な品物を買う時にも安心して利用できるでしょう。
空港ラウンジサービスは、国内主要空港とハワイのダニエル・K・イノウエ国際空港の専用ラウンジを無料で利用できます。
三井住友コーポレートカードゴールド
年会費 | 10,000円+税 |
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追加カード年会費 | 2,000円+税(上限30,000円+税) |
ETCカード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | なし |
申込資格 | 大企業向け |
限度額 | 個別に設定 |
旅行傷害保険 | 国内・海外 最高5,000万円 |
ショッピング保険 | なし |
国際ブランド | Visa MasterCard |
日本国内で発行されるVISAカードの発行会社として、有名な三井住友カード。信頼性が高く、はじめてのコーポレートカード導入でも安心して使用することができるでしょう。
三井住友コーポレートカードゴールドは、三井住友コーポレートクラシックカードよりもランクが高い、大規模企業向けのカードです。
年会費は10,000円+税で、追加カードの年会費は1枚ごと2,000円+税です。追加カードの年会費には上限額が設けられているため、たくさん発行すればするほどお得になります。
最高5,000万円の海外旅行保険と国内旅行保険が自動付帯されるため、海外出張でも安心です。ゴールドカードには、空港ラウンジサービスも付帯されます。
また、請求書と利用明細書は「会社全体」「部事業所別」「カード別」の3種類で用意されるため、経費管理に便利です。
カードの利用者は、「Vpass」というサービスで自分のカードの利用状況も随時確認することもできます。
まとめ
今回は、Visaのコーポレートカードに焦点を当てて、メリットやおすすめのVisaコーポレートカードを紹介してきました。
同じVisaのカードであっても、発行会社によって年会費やサービス、旅行の補償額等が異なります。
あらゆるコーポレートカードをよく比較して、自社にあったものを見つけてみてください。
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