コーポレートカードの再発行手続きを解説!紛失や盗難が起きた場合は?
会社で発行したコーポレートカードを落としたり失くしてしまったりすると、どうすればいいのか慌ててしまいますよね。
盗難や紛失のほかにも、カードの破損などで再発行が必要になるケースはよくあることです。
盗難や紛失が起きた際の対処方法や、再発行手続きの仕方について知っておけば、トラブルが起こったとしても適切な対応ができるでしょう。
この記事では、コーポレートカードの紛失・盗難に見舞われたときにするべきことやコーポレートカード再発行の仕方、再発行後の注意点について解説します。
紛失や盗難に気づいたら速やかにカード会社に連絡を!
コーポレートカードの紛失または盗難に気付いた際に、なによりもまず行うべきことは「カード会社に連絡をすること」です。
コーポレートカードの利用停止手続きを行えば、第三者による不正利用を防ぐことができます。
カード会社では、通常365日・24時間対応の紛失・盗難のサポートデスクが用意されているので、紛失や盗難に気付いたら速やかに連絡をしましょう。
正しい手続きをすれば不正利用されても全額補償される
紛失や盗難による不正利用が発覚した場合、一部の場合を除きカード会社が全額補償してくれます。
ただし、一般的に補償がされるのはカード会社に紛失・盗難の届け出をした日からさかのぼって60日前までの利用です。
そのため、紛失や盗難に気付いたら出来るだけ早く連絡をしましょう。
また、補償を受けるためにはカード会社だけでなく警察への届け出も必要です。
カード会社でコーポレートカードの停止手続きを行ったあと、最寄りの警察署で「紛失届」もしくは「盗難届」を提出しましょう。
警察がコーポレートカードの「紛失届」「盗難届」を受理すると、届出の受付番号が通知されますので、この番号をカード会社に再度連絡して伝えれば手続きは完了です。
正しい手続きを行えば万が一不正利用されても安心ですので、なるべく早めに手続きを行うようにしましょう。
海外で紛失・盗難が起きた場合は緊急カードが発行できる場合も
海外で紛失・盗難が起きた場合も、やるべきことは国内のときと同様です。
カード会社は海外旅行者・出張者のためのサポートデスクを用意しているので、海外からの連絡でも365日・24時間日本語で対応してくれます。
また、カード会社によっては海外でコーポレートカードを紛失・盗難にあった際に、緊急で仮のカードを発行してくれる場合もあります。
この緊急用のカードが発行できれば滞在先でもひとまず安心できますね。
ただしこのカードはあくまでも仮のものなので、帰国したら改めて再発行の手続きを行うようにしましょう。
紛失・盗難の場合はカードが必ず再発行になる
カード会社に紛失・盗難で連絡をすると、そのコーポレートカードは利用停止となり、二度と使用することができなくなります。
そのため、通常はコーポレートカードの利用停止手続きと同時に再発行の手続きも行います。
カードの再発行手続きは、紛失・盗難で電話をした際にカード会社から案内が受けられます。
その後再発行申込書類が送られてくるので、記入をして返送をしましょう。
盗難・紛失でコーポレートカードを再発行した場合、不正利用防止のために必ずカード番号が変更になります。
カードに傷がついた、ICチップが破損した場合
コーポレートカードを使い続けていると、カードに傷がついてしまったり、ICチップが破損して店舗で機械に通しても読み取れなくなることがあります。
そのような場合も、コーポレートカードの再発行手続きが必要です。
カード破損が理由で不正利用の心配がない場合は、カード番号を変えずに再発行ができる場合がほとんどです。
新しいコーポレートカードが届いたら、古い方のカードはハサミを入れて処分しましょう。
コーポレートカードの再発行の方法
コーポレートカードの紛失・盗難・カードの破損などのトラブルが起きた場合、カード会社に連絡をすれば再発行が可能です。
コーポレートカードの一般的な再発行の方法を解説します。
カード会社のサポートデスクに電話・再発行申込書に記入
コーポレートカードを再発行するには、カード会社のサポートデスクに電話をして再発行の申し込みをします。
手続き完了後、再発行の申込書が送付されてくるので、必要事項を記入して返送しましょう。
コーポレートカードによっては、会社を通さないと再発行ができない場合もあるようです。
そのような場合は会社の担当者に伝えましょう。
再発行には1週間から10日程度の時間がかかる
カード会社によって異なりますが、コーポレートカードの再発行には申込書を返送してから1週間~10日程度の時間がかかります。
会社で経費利用しているコーポレートカードがその間使えないと、かなり不便になってしまうでしょう。
再発行をする場合は、早めの対応を心がけましょう。
コーポレートカードの再発行後の注意点
再発行手続きをして、新しいコーポレートカードが届いてもすぐ今まで通り使えるというわけではありません。
特に紛失や盗難で再発行をした場合、カード番号が変わるので注意が必要です。
カード番号が変更された場合はカード番号を登録し直す
紛失や盗難でコーポレートカードを再発行した場合、カード番号が変更されます。
その場合、古い方のコーポレートカードのカード番号は使用できなくなるため、コーポレートカードを登録しているサービスでのカード番号の再登録が必要です。
例えば、オフィス用品や備品の購入サイト、出張のために使用していた宿泊予約サイトなど、コーポレートカードの番号を登録していたものは全て変更しましょう。
登録をするのを忘れていると決済が完了できず支払いがキャンセルされてしまいます。
忘れないよう、早めに変更の手続きを行いましょう。
カード番号がそのままでもセキュリティコードが変わる場合がある
カード番号がそのままでも、再発行によりセキュリティコードが変更される場合があります。
セキュリティコードとは、クレジットカードの裏面に記載されている3桁の番号のことです。
インターネットショッピング時にセキュリティカードを入力することで、コーポレートカードを所有していない第三者による不正利用を防ぐ効果があります。
ショッピングサイトでコーポレートカードを利用している場合、カード番号が変わらない再発行の場合でもセキュリティコードの再登録が必要です。
セキュリティコード変更の有無も、新しいコーポレートカードが届いたら必ず確認するようにしましょう。
まとめ
コーポレートカードの紛失・盗難・破損などのトラブルの場合、カード会社に連絡をすれば再発行が可能です。
再発行後はカード番号が変わることがあるので注意が必要です。
紛失や盗難の場合、不正利用防止のために速やかにカード会社に連絡をして一時停止・再発行手続きを行いましょう。
正しく手続きを行えば、不正利用をされたとしても補償が受けられます。
コーポレートカードを安全に利用するために、正しい対処法を知っておきましょう。