法人カードの上限額はどうやって決まるのか!限度額アップ方法とは!
法人カードの上限額がどのようにして決まるかご存じでしょうか?
上限額は、各カード会社やカードのランク、法人の状況によっても大きく異なります。
ただ一般的に着目される項目は、法人代表者の信用情報や法人の経営状況です。法人カードなのに個人の信用情報も見られるの?と思われた方もいるかも知れませんが、最初は見られます。
その後は利用実績を積み重ねていくことで確実に上限額が上がっていくことでしょう。
今回は、法人カードの利用上限額の決まり方や上限額を上げるためのポイントについてお伝えいたします。
法人カードの上限額の決まり方
個人利用のクレジットカードであれば、個人の信用情報や属性、利用実績などに応じて利用上限額が変わります。
しかし法人カードはあくまでも法人で所有・利用するカードであるため、法人カードの上限額はどのようにして決まるの?と疑問に思っている方も多いでしょう。
法人カードの上限額は主に下記の3つの項目から決まります。
- 代表者の信用情報
- 法人の経営状態
- 法人カードの利用実績
代表者の信用情報は、個人カードでいう個人の信用情報と同じ。法人の経営状態は、個人の属性、利用実績は個人と同じです。つまり、基本的には法人・個人問わず“上限額の決まり方は同じ”です。
では、もう少し詳しく上限額の決まり方について見ていきましょう。
法人代表者の信用情報
法人カードであれば法人をメインに見られるのではないか?と思われがちですがじつは、法人代表者の信用情報をメインに見ています。
そのため、会社の経営状態が順調であっても法人代表個人の信用情報にマイナス要素があれば、法人のカードでも少なめの限度額が設定されます。
【コーポレートカード】上限金額の設定方法と新たな利用サービスを解説
法人の経営状態
法人代表者の信用情報もさることながら、法人の信用情報(経営状態)もクレジットカードの利用上限額を大きく左右されるので注意してください。
法人代表者の信用情報が優良であっても、法人の経営状態が悪ければ利用上限額も少なめに設定されます。
法人カードの利用実績
法人カードの利用実績を積み重ねることで、“信用”を積み重ねることができるため、徐々に上限額が上がりやすくなるでしょう。
法人カード契約後しばらく利用して、信用を積み重ねたにも関わらず上限額が上がらないのであれば、法人自らカード会社に利用限度額増枠の打診を行っても良いです。
利用限度額増額の打診を行うことで改めて簡単な審査が行われ、上限額が上る可能性があります。ただし、支払い遅延があったり、利用実績がなかったりすれば、限度額の増額は厳しいかもしれません。
各状況に合わせて、申請をしてみてください。
法人カードの上限を上げるための3つのポイント
法人カードの利用限度額を引き上げるためのポイントは3つ
- 支払いに遅れない
- 程よく利用実績を積み重ねる
- キャッシュフローを安定させる
です。基本的なことから、法人カードならではのものまでありますので、それぞれ詳しくお伝えいたします。
支払いに遅れない
“支払いに遅れない”これは当然のことです。
法人カード・個人カード一切関係なく、支払いに遅れてしまうことは言語道断です。
支払いにルーズな法人であると思われてしまえば、一気に信用を落としてしまう可能性がありますし、今後の資金繰りにも影響を及ぼす可能性があります。
支払い遅延を繰り返していれば法人としての信用を失い、法人カードの更新ができなかったり最悪の場合には強制解約されてしまったりする可能性があります。絶対に支払い遅延が起きないように管理を徹底しておきましょう。
程よく利用実績を積み重ねる
程よく利用実績を積み重ねることも大切です。
利用実績は信用へ直結していますので、法人カードを作ったは良いが、まったく利用しないとなれば信用情報が積み重ねられません。
しかし、利用実績を積み重ねようと思って、無理して毎月毎月利用限度額まで利用されることはおすすめしません。
無理にクレジットカードを利用するのではなく、あくまでも“程よく”です。
ビジネスで必要だと判断したから、ビジネス用のクレジットカードを作成したはずです。必要な箇所で適時利用すれば確実に利用実績が積み重なっていきます。
法人カードの利用上限額を効率よく上げる手段として、もっとも効率的な手段であると言っても過言ではありません。
間違いなく支払える範囲内、ビジネスの用途内で利用していけば良いでしょう。
キャッシュフローを安定させる
短期的な部分のみではなく、長期的な目線で資金を見据えキャッシュフローを安定させたほうが良いです。
法人カードを持つことで自ずとキャッシュフローが安定してきます。
ですが、会社としてもキャッシュフローを明確化し、必要に応じて改善を行い、法人カードの利用目的を明確にしてください。
法人カードの利用方法が健全であればあるほど、利用上限額も上がりやすくなります。
上限額が高い法人カードランク比較
法人カードと言っても、上からプラチナカード、ゴールドカード、ノーマルカードなどいくつかの種類があります。
法人カードにはブラックカードがないため、プラチナカードが最上級グレードのクレジットカードです。
そして、カード会社によってそれぞれの利用上限額は異なりますが、カードランクによっても利用上限額によっても大きな違いがあります。
それぞれの一般的な利用上限額についてお伝えいたします。
プラチナカード
プラチナカードは法人カードの中で最上級グレードとして、位置づけられているカードです。
プラチナカードは審査により上限額を定めることがありますが、基本的には無制限としています。
利用上限額がないため、基本的にはどのようなものでも購入可能です。ただ、購入するものの代金等によってはデポジットを要求されることもあるようです。
もちろん、他のカードとは比較にならないほどのステータス性、上限額、サービスを兼ね備えている最強のビジネスカードですので、ぜひ所有を目指してみてください。
ゴールドカード
ゴールドカードはプラチナカードに次ぐランクの法人カードです。
ノーマルカードと比較すれば、ステータス性やサービス面では充実していますが、プラチナカードには劣ります。
そして、ゴールドカードの利用上限額は300万円以内としているクレジットカード会社が多いです。
発行枚数にもよりますが、クレジットカードを渡す社員が少なく、使途がはっきりしているのであれば、上限額が300万円もあれば十分でしょう。
ノーマルカード
ノーマルカードは法人カードの中でも、もっともランクの低いクレジットカードです。
ノーマルカードの利用上限額は、100万円程度から200万円程度としているクレジットカード会社多いです。
もちろん、法人等の信用情報に応じてし利用上限額は異なりますが、法人カードの利用状況によっては少し物足りなさを感じてしまうかもしれません。
まとめ
今回は、法人カードの利用上限額についてお伝えしてきました。
法人カードは、法人として所有したり使用したりするカードですが実際には、法人代表者の信用情報も影響するとのことでした。
また、利用上限額を効率よく向上させるためには、“程よく利用実績を積み重ねること”が大切です。
無理して法人カードを利用する必要はありませんが、程よく利用実績を積み重ねることこそが、信用の積み重ねへ直結します。
多くの社員で法人カードを利用するため、上限額をできるだけ上げたいのであれば、ゴールドカードやプラチナカードの作成を検討してみてはどうでしょうか。自社の利用状況に合わせて、最適な法人カードを作成しましょう。
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