【2022年最新】マイル移行還元率が良い法人カードおすすめランキング
ポイントをマイル(マイレージ)に交換することができるビジネス・法人カードは、あまり多くありません。「ポイントは貯まるけれど、マイルには交換できない」というビジネス・法人カードもあるため、ビジネス・法人カードを選ぶ段階で注意をする必要があります。
また、交換できるマイルもANAもしくはJALと、国内の大手航空会社のマイルが対象ということがほとんど。
なかには、デルタ航空やチャイナ・エアラインなどの海外航空会社のマイルにも交換できるビジネス・法人カードもありますが、それぞれマイル交換率(還元率)が異なる場合もあるので、事前によく確認しましょう。
マイル還元率 = 付与されるマイル数 / クレジットカード利用額
一般的なビジネス・法人カードのマイル還元率は0.3%ほどと言われていますが、この記事ではマイル還元率1%を超えるような高還元率のビジネス・法人カードをピックアップしてご紹介します。
検証のポイント
人気のあるマイル還元率の高いビジネス・法人カードをすべて集めて、下記の項目で徹底的に比較検証しました。
マイル還元率
ビジネス・法人カードの中には、貯めたポイントをマイルに還元できるカードがあります。マイル還元率が高いほど、効率よくマイルに交換することが可能です。
航空会社の種類
マイル交換ができるのは、ビジネス・法人カードごとに決められた航空会社のみ。基本はANA、JALが多いですが、中には海外の航空会社のマイルとも交換できるものがあります。
年会費
ビジネス・法人カードの年会費に設定されている年会費は様々。経費として処理できますが、付帯サービスや保障内容などと年会費のバランスを考慮して選ぶのが良いでしょう。
付帯サービス
ホテルやレストランの優待や割引、旅行傷害保険やショッピング補償、空港ラウンジ利用、コンシェルジュサービスなどビジネス・プライベートで役に立つサービス
ステータス性
ステータス性とは、カードホルダーであること自体が会社や個人が持つ社会的信頼を示すということ。プラチナやゴールド、プロパーカードであることが一つの指針です。
利用限度額
ビジネス・法人カードは家賃や光熱費などの経費決算だけでなく、仕入れや広告費など使用シーンが多く訪れるので、利用限度枠が大きい方がおすすめです。
セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・
アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードをおすすめする理由
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードでは、ポイントをJAL、ANAのマイルと交換することができます。
注目すべきはJALのマイル還元率の高さで、なんと還元率は1.125%。
数字だけを言われるとピンとこないかもしれませんが、1.125%の還元率は「1ヶ月あたり約40万円の支払いを1年間続ると、JALの日本⇔グアム間のビジネスクラス往復航空券と交換できる」マイルが貯まるのです。
ビジネス・法人カードの中でも最強とも言えるJALマイル還元率の高さは、JALユーザーの経営者の方に非常におすすめです。
年会費:初年度 | 20,000円+税 ※年間200万円以上の利用で 次年度年会費1万円 |
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サブカード 年会費 |
3,000円+税 (4枚まで) |
ETCカード 年会費 |
無料 |
ポイント 還元率 |
0.5%〜1.0% |
申込資格 | 学生を除く20歳以上の 個人・法人の方 |
限度額 | 個別に設定 ※最高1,000万円 |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 国内最高5,000万円 (どちらも自動付帯) |
ショッピング 保険 |
300万円 |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
▼貯められるマイルの種類・還元率
貯まるマイル | JAL、ANA |
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マイル還元率 | JAL:1.125% ANA:0.3% |
移行上限 | JAL:年間150,000マイル ANA:上限なし |
移行手数料 | 無料 |
ANA法人ワイド
ゴールドカード
ANA法人ワイド
ゴールドカード
ANA法人ワイドゴールドカードをおすすめする理由
ANA法人ワイドゴールドカードは、「ANA」という名前がついているだけあってポイントを交換できるマイルはAZAのみ。
しかし、AZAマイル還元率は1%とビジネス・法人カードの中でも非常に高い点が魅力です。
1%の還元率は、「1ヶ月あたり約55万円の支払いを1年間続けると、ANAの日本⇔ハワイ間のビジネスクラス往復航空券と交換できる」マイルが貯まります。
ANAユーザーの経営者の方にはぜひおすすめしたいビジネス・法人カードです。
また、ANA法人ワイドゴールドカードは「ボーナスマイル」という特典でどんどんマイルが貯まる点も特長の1つ。
なんと、法人カードの入会・継続で2,000マイルプレゼント。入会時に加えて、毎年継続して加入し続ければ毎年ボーナスマイルをもらえます。
また、ANA法人ワイドゴールドカードでANAの航空チケットを購入すると、獲得できるフライトマイルが25%アップ。
このビジネス・法人カードでANAを利用すれば、どんどんマイルが貯まっていきます。
年会費:初年度 | 19,000円+税 |
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サブカード 年会費 |
4,000円+税 |
ETCカード 年会費 |
無料 |
ポイント 還元率 |
1.00% |
申込資格 | 法人または個人事業主 |
限度額 | 50万~250万円 |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 (利用・自動付帯) 国内最高5,000万円 (自動付帯) |
ショッピング 保険 |
最高50万円 |
国際ブランド | JCB |
▼貯められるマイルの種類・還元率
貯まるマイル | ANA |
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マイル還元率 | 1.00% |
移行上限 | なし |
移行手数料 | 無料 |
アメリカン・エキスプレス・
ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・
ビジネス・ゴールド・カード
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードをおすすめする理由
アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、ANAに限らずデルタ航空やエミレーツ航空など海外航空会社のマイルにも交換することができます。
ANAマイルの還元率は最大1%と高水準。その他の航空会社では最大0.8%と、こちらも高い数値です。
出張や旅行で国内外の様々な場所に行く経営者の方は、多くの航空会社のマイルと交換できる点は魅力的でしょう。
1つ残念な点は、ポイントをANAマイルに交換するには年会費が5,000円かかる「メンバーシップ・リワード」に登録する必要があるところ。
他のビジネス・法人カードと比較して、移行費用が大幅に発生する点に注意が必要です。
年会費:初年度 | 31,000円+税 |
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サブカード 年会費 |
5枚目から13,200円+税 (4枚まで無料) |
ETCカード 年会費 |
無料 |
ポイント 還元率 |
1% |
申込資格 | 学生を除く20歳以上の個人・法人の方 |
限度額 | 基本的に制限なし |
旅行傷害保険 | 海外最高1億円 (利用・自動付帯) 国内最高5,000万円 (自動付帯) |
ショッピング 保険 |
最高500万円 |
国際ブランド | AMEX(アメックス) |
▼貯められるマイルの種類・還元率
貯まるマイル | ANA、エミレーツ航空、 チャイナエアライン、 デルタ航空、 アリタリア航空など 14社 |
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マイル還元率 | ANA:最大1% その他:最大0.8% |
移行上限 | ANA:40,000マイル その他:上限なし |
移行手数料 | ANA:年会費5,000円+税 (※メンバーシップ・リワードANAコースへの登録) その他:なし |
JCB CARD
Biz 一般
JCB CARD
Biz 一般
JCB CARD Biz一般をおすすめする理由
JCB CARD Biz一般は、ポイントをANAとJALのマイルに交換することができます。
還元率はどちらも0.45%と、一般的なビジネス・法人カードよりも少し高め。また、国内の航空会社どちらにも交換できるため、自分がよく使う航空会社の方を選んで交換できる点も助かるポイントです。
一般カードながらマイルに交換できるというビジネス・法人カードは少なく、会社を設立したてでまずは一般カードからお得なものを持ちたいという方におすすめの1枚です。
年会費:初年度 | 1,250円+税 初年度無料 |
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サブカード 年会費 |
サブカード発行不可 |
ETCカード 年会費 |
無料(1枚のみ) |
ポイント 還元率 |
0.1%~0.75% |
申込資格 | 法人代表者もしくは 個人事業主 |
限度額 | 10万~100万円 |
旅行傷害保険 | 海外最高3,000万円 国内最高3,000万円 (どちらも利用付帯) |
ショッピング 保険 |
最高20万円 |
国際ブランド | JCB |
▼貯められるマイルの種類・還元率
貯まるマイル | ANAマイル、JALマイル |
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マイル還元率 | ANA:最大0.45% JAL:最大0.45% |
移行上限 | ANA:なし JAL:年間150,000ポイント |
移行手数料 | なし |
オリコ EX Gold
for Biz
オリコ EX Gold
for Biz
オリコ EX Gold for Bizをおすすめする理由
オリコEXGold forBizは、ポイントをANAとJAL両方のマイルに交換することが可能です。
マイル還元率は0.25%~0.3%と一般的なビジネス・法人カードはの水準ですが、ANAもJALもどちらも偏りなく交換できるのは嬉しいポイント。
ゴールドカードの中でも年会費が安く比較的持ちやすいビジネス・法人カードというところもあり、まず年会費が安めでマイルに還元できるビジネス・法人カードがほしいという方におすすめの1枚です。
年会費:初年度 | 2,000円+税 初年度無料 |
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サブカード 年会費 |
無料/3枚まで (for Mのみ) |
ETCカード 年会費 |
無料 |
ポイント 還元率 |
0.6%~1.1% |
申込資格 | 20歳以上の個人事業主 または法人代表者 |
限度額 | 最高300万円 |
旅行傷害保険 | 海外最高2,000万円 国内最高1,000万円 (どちらも自動付帯) |
ショッピング 保険 |
最高100万円 |
国際ブランド | VISA,Mastercard |
▼貯められるマイルの種類・還元率
貯まるマイル | ANAマイル、JALマイル |
---|---|
マイル還元率 | ANAマイル:最大0.3% JALマイル:最大:0.25% |
移行上限 | ANA:なし JAL:年間15,000マイル |
移行手数料 | なし |
法人カードでマイルを貯める!知っておくべきポイント
ここからは法人カードでマイルを貯めたい方が知っておくべき、知っておくと得をする情報をまとめて解説していきます。
法人カードにおけるマイル還元率とは
冒頭にもご説明しましたが、法人カードでマイルを利用する上でマイル還元率が高い、低いは気になるところ。そこでもう少しマイル還元率について詳しく知っておきましょう。
マイル還元率とは法人カードで支払いをした際に、利用額に対して何%のマイルが貯まるかを示す率。
マイル還元率の計算方法
マイル還元率 = 付与されるマイル数 / クレジットカード利用額
法人カードには利用するたびに直接マイルが貯まるカードもあれば、法人カードを利用することで付与されるポイントをマイルに交換できる2タイプがありますが、一般的にはどちらもマイル還元率で一律に語られることが多いです。
仮に法人カードの利用額、100円で1マイルが付与される場合、マイル還元率は1%=1(マイル)÷100(円)となります。
もしポイントからマイルに交換するタイプで、100ポイントで50マイルに交換できる設定がされている法人カードであれば、マイル還元率は0.5%=1(マイル)÷100(円)×50%(50マイル/100マイル)となるわけですね。
法人カードでマイルを効率よく貯めるには
皆さんは陸マイラーという言葉を耳にされたことがあるでしょうか?これは飛行機に乗らずに日常生活でマイルを貯める人のことです。クレカを使った買い物やショッピングサイト利用によりマイルを貯めていく方法というわけですが、法人カードでもたくさんのマイルを貯めることが可能です。
経費や税金の支払いを法人カードで支払う
法人カードは経費の支払いを簡素化、管理しやすくするのが大きなメリットですが、この経費とはオフィス家賃、光熱費、通信費なども対象。
また各種税金の支払いをすることも法人カードは可能なので、これらの支払いを法人カードにまとめることで得られるマイルやポイントが大きくなることでしょう。
広告費や仕入れを法人カードで支払う
その他にもWeb広告をはじめとした各種広告費の支払いを法人カードで行うこともおすすめ。広告費は年間でもかなり大きな額になりますので、その分マイルやポイントが貯まりやすくなります。
さらに商品などの仕入れに法人カードを利用するのもマイルを効率よく貯めることができるのでおすすめです。
法人カードで貯めたマイルを個人利用しても良い?
法人カードで貯めたマイルはビジネス出張だけに使用しなければいけないという決まりはありません。法律的に見ても明確なルールが存在しないのです。
マイルを会社代表が使用するのか、従業員の福利厚生に使うのかは会社のルールの範囲内で行って構わないと言えるでしょう。
企業代表者がマイルを個人利用する場合の注意点
企業代表者が法人カードで貯めたマイルを個人利用する際の注意点は、「役員報酬」や「業務上の横領」とならないように社内で業務規則などでしっかりとルールとして明文化しておくのがトラブル防止となるでしょう。
個人事業主がマイルを個人利用する場合の注意点
個人事業主の方が法人カードで貯めたマイルに関しては基本的にはどう使うかに関しては個人の判断で構わないと言えます。理由としては個人事業主が法人カードを契約する際には名義が個人事業主本人だからです。
税務的には法人カードで貯めたマイルを使用した場合は、「雑収入」や「一時所得」として仕分けすることが可能ですが、税務処理事態を行うか否かは税理士と相談して決めるのが良さそうです。