ビジネスカード詳細
三井住友ビジネスプラチナカードのメリットは何?審査基準も解説

三井住友のプラチナ法人カードの審査情報やサービスを紹介

三井住友ビジネスカード プラチナ
  • 経理事務・経費を合理化
  • 個人の立替が不要
  • 国内外の出張とETC(複数枚発行可能)などで交通面をサポート
年会費(税抜) 利用
限度額
ブランド 対象
50,000円 500万円 VISA、MASTER 法人

三井住友ビジネスプラチナカードは、三井住友カードが発行するプラチナランクの法人カードです。プラチナランクならではの豊富なサービスが付帯されています。ステイタスの高い法人カードを持ちたい方にもおすすめ。

本記事では、三井住友ビジネスプラチナカードのメリットについて分かりやすく解説していきます。あわせて審査基準の予測や、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとの比較も行っていくため気になる方は参考にしてください。

三井住友ビジネスプラチナカードにある6つのメリット

三井住友ビジネスプラチナカードには、様々なメリットがあります。特に注目したいメリットは次の6つです。

メリット1:余裕のある限度額

法人一般カードだと限度額最高100万円が目安です。1枚の法人一般カードで光熱費や仕入れ、接待費、出張費、広告費などをすべて支払いしていると、すぐに限度額が一杯になりかねません。

三井住友ビジネスプラチナカードなら最高300万円、余裕のある限度額を用意しています。なるべく1枚の法人カードで支払いを済ませたい方には、見逃せないメリットとなるでしょう。

メリット2:visaとmastercardのデュアル発行

三井住友ビジネスプラチナカードでは、国際ブランドvisaとmastercardのデュアル発行が可能です。visaは世界シェア1位、mastercardは世界シェア2位の国際ブランドです。

デュアル発行してもらうとvisaとmastercardの2枚持ちができるため、クレジット払いできる加盟店が増えます。1枚発行の年会費とデュアル発行の年会費は次をご覧ください。

1枚発行の
年会費
代表会員
50,000円
(税抜)
使用者
5,000円
(税抜)
デュアル発行の
年会費
代表会員
55,000円
(税抜)
使用者
6,000円
(税抜)

デュアル発行してもらうと年会費の負担が増えますが、visa特典とmastercard特典と両方利用できます。そのため、増えた分の年会費回収は比較的容易ではないでしょうか。

メリット3:ポイントUPモール経由でポイント最大20倍

三井住友ビジネスプラチナカードは、ポイントUPモールの対象です。カードじたいの基本ポイント還元率は0.5%のため、大きなメリットにはなりません。

しかし、ポイントUPモール経由で注文すればポイント最大20倍へとアップします。ポイントUPモールは様々なネットショップが加盟するポイントアップサイトです。一部の加盟ショップとポイント倍率を次に紹介しておきます。

加盟ショップ名 ポイント
倍率
楽天市場 2倍
amazon.co.jp 2倍
yahoo!ショッピング 2倍
ケーズデンキ
オンラインショップ
2倍
東急ハンズネットストア 3倍
楽天レンタカー 3倍
TOWER RECORDS ONLINE 4倍
マツモトキヨシ 5倍

中には通常よりポイント倍率アップの加盟ショップもあります。直接ショップの公式サイトで注文するより、ポイントUPモール経由のほうがお得です。

メリット4:ココイコ!でポイントアップやキャッシュバック

三井住友ビジネスプラチナカードは、ココイコ!の対象です。ココイコ!では、街の加盟ショップで特典(ポイント倍率アップやキャッシュバック)が受けられます。一部の加盟ショップと特典内容を次に紹介しておきましょう。

加盟
ショップ名
特典内容
かっぱ寿司 ポイント2倍/
キャッシュバック0.5%
ステーキ宮 ポイント2倍/
キャッシュバック0.5%
ビックカメラ ポイント2倍/
キャッシュバック0.5%
紀伊國屋書店 ポイント2倍/
キャッシュバック0.5%
タカシマヤ ポイント3倍/
キャッシュバック1.0%
東急ハンズ ポイント3倍/
キャッシュバック1.0%
AOKI ポイント4倍/
キャッシュバック1.5%

普段よく利用している街のショップが、お得になる可能性があります。街の加盟ショップへ行く前に、エントリーを忘れずに行いましょう。

メリット5:付帯保険の補償額が大きい

三井住友ビジネスプラチナカードには、次の保険が付帯されています。

  • 海外旅行保険
  • 国内旅行保険
  • お買物安心保険

3つの付帯保険ともに補償額が大きいです。各付帯保険の詳しい補償内容は次をご覧ください。

海外旅行保険の補償内容

海外旅行保険では、次のように最高1億円の補償です。

補償項目 補償額
傷害死亡・
後遺障害
最高1億円
傷害治療 1事故につき500万円
疾病治療 1疾病につき500万円
賠償責任 1事故につき1億円
携行品損害 1旅行1年間で100万円
(自己負担3,000円)
救援者費用 1年間で1,000万円

ジェイアイ傷害火災保険のトラブルデータを見ると、海外旅行中の事故発生率は3.70%。(2018年度)多い割合ではないものの、ゼロではありません。

少ないケースではありますが、300万円以上1,000万円以上の高額事故も発生しています。(治療費用・救援費用)そのため、補償額の大きい海外旅行保険付帯の法人プラチナカードを持っていると、海外出張時の安心感が違うのではないでしょうか。

参照:ジェイアイ傷害火災保険のトラブルデータ(https://www.jihoken.co.jp/data/trouble.html)

国内旅行保険の補償内容

国内旅行保険の補償内容は次の表をご覧ください。

補償項目 補償額
傷害死亡・後遺障害 最高1億円
入院 日額5,000円
通院 日額2,000円
手術 最高20万円

海外旅行保険、国内旅行保険、ともに自動付帯のため旅行代金をクレジット払いしなくても補償が受けられます。

お買物安心保険の補償内容

お買物安心保険では、次のように最高500万円の補償が受けられます。

補償項目 補償額
補償額 最高500万円
利用対象 海外・国内
自己負担 1事故につき3,000円
補償期間 200日間

クレジット払いした商品に破損や盗難があっても、500万円までならすべて補償です。補償期間が200日間と長い点もメリットのひとつ。

メリット6:プラチナランクならではのサービス付帯

三井住友ビジネスプラチナカードには、プラチナ会員限定のサービスが付帯されています。特に注目度の高いサービスは次のとおりです。

  • コンシェルジュサービス(visa、mastercard)
  • visaプラチナ ラグジュアリーダイニング(visa)
  • ダイニング by 招待日和(mastercard)
  • プラチナグルメクーポン(visa、mastercard)
  • プライオリティ・パス(visa、mastercard)
  • プラチナホテルズ(visa、mastercard)

各サービスについて詳しい内容は次をご覧ください。

24時間無休のコンシェルジュサービス

プラチナ会員限定のサービスのうち、代表的な存在となるのがコンシェルジュサービスです。三井住友ビジネスプラチナカードでは、24時間無休のコンシェルジュサービスを利用できます。コンシェルジュサービスの主な利用シーンは次のとおり。

  • 人気ホテルを手配してもらいたい
  • レストランで展望の良い席を用意してもらいたい
  • スポーツやコンサートなどのチケットを手配してもらいたい
  • 旅行プランをアドバイスしてもらいたい
  • 旅行中や出張中にトラブルが発生したためサポートしてほしい
  • 空港からホテルまでの交通ルートを教えてほしいなど

まるで秘書のようなきめ細やかなサービスが受けられるのが魅力です。

visaプラチナ ラグジュアリーダイニング

visaプラチナ ラグジュアリーダイニングは、厳選レストランで利用できる割引クーポン(5,000円相当)がもらえるサービスです。

総額20,000円以上の予約で1枚の割引クーポンがもらえます。コース料理20,000円の場合、5,000円相当の割引クーポンで15,000円になる計算です。ただし、visaブランドのみで提供するサービスとなります。

ダイニング by 招待日和

ダイニング by 招待日和は、厳選レストラン2名以上の予約で会員1名分のコース料理が無料になるサービスです。10,000円のコース料金を2名分注文した場合、総額10,000円で楽しめます。ただし、mastercardブランドのみで提供するサービスです。

プラチナグルメクーポン

プラチナグルメクーポンは、ハイクラスのレストラン2名以上の予約で会員1名分のコース料理が無料になるサービスです。一部の対象レストランと対象コース料理を次に紹介しておきます。

対象レストラン名 対象コース料理名と
1名分の料金
ANTICA OSTERIA
DEL PONTE
季節のシェフおすすめ
コース25,000円
AL KENTRE ヘルスフル・イタリアン
コース8,241円
GINZA kansei シェフにおまかせコース
27,500円
XVIN 梨花コース15,000円
京の馳走 はんなりや おまかせコース花
11,000円
すし田 乾山
松屋銀座店
乾山コース11,000円

フレンチ、イタリアン、中国料理、日本料理など対象レストランのジャンルは様々です。好みのジャンルで対象レストランを選べるのが、このサービスの魅力。

プライオリティ・パス

プライオリティ・パスは、世界各国にある空港ラウンジを利用できるサービスです。プライオリティ・パスには次の会員ランクがあります。

会員ランク名 年会費 会員の
利用料金
スタンダード 99米ドル 32米ドル
スタンダード・
プラス
299米ドル 10回無料、
以降32米ドル
プレステージ 429米ドル 何回でも無料

三井住友ビジネスプラチナカードでもらえるプライオリティ・パスは、最高会員ランクとなるプレステージです。429米ドル(1ドル100円なら42,900円相当)の年会費が無料になります。

プラチナホテルズ

プラチナホテルズは、国内ホテル・旅館で優待・特典が受けられるサービスです。アップグレードホテルズとスペシャルプライスホテルズの2種類があり、それぞれ優待・特典内容が変わります。アップグレードホテルズの対象ホテル・旅館と優待・特典内容の一部は次のとおり。

対象ホテル・
旅館
優待・特典内容
ほほえみの宿
滝の湯
温泉露天風呂付きお部屋への
アップグレード
白馬
東急ホテル
デラックスツインルームへの
アップグレード
登大路ホテル
奈良
料理のアップグレード

スペシャルプライスホテルズでは、対象ホテルのスイートルーム料金が50%オフになります。プライベートで旅行に行きたいときにお得なサービスです。

三井住友ビジネスプラチナカードの気になる審査基準

三井住友ビジネスプラチナカードは、ステイタスの高いプラチナランクとなるため審査基準は厳しい可能性が高いです。審査基準はクレジットカード各社で公開していません。そのため、申し込み条件や必要書類で審査基準を推測していきます。

申し込み条件

三井住友ビジネスプラチナカードでは、次の申し込み条件を設定しています。

  • 法人のみ
  • カード使用者20名以下が目安
  • 会社設立後3年以上

個人事業主の方は申し込みできませんので注意してください。

必要書類

三井住友ビジネスプラチナカードの必要書類は次のとおりです。

法人の本人
確認書類
登記簿謄本
法人代表者の
本人確認書類
運転免許証、パスポート、
健康保険証、住民票のコピー
など

本人確認書類の他、直近2期分の決算書も提出が必要です。

設立3年以上直近2期連続黒字が目安

申し込み条件と必要書類から「会社設立3年以上」と「直近2期連続黒字」が審査通過の目安。「会社設立したばかり」「直近2期連続赤字」という場合は審査が厳しくなる可能性があります。

実績が少ない場合は決算書不要のfor ownersへ

会社の実績が少ない場合は、三井住友ビジネスカード for ownersへ申し込みすると良いでしょう。プラチナランクのfor ownersは30歳以上の法人代表者、個人事業主を対象とする法人プラチナカードです。

会社設立後3年以上といった申し込み条件は見られません。登記簿謄本も決算書も不要で申し込みできます。

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードとの比較

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードは、豊富なサービス付帯の法人ゴールドカードです。三井住友ビジネスプラチナカードと比較しましたので、どんな違いがあるのか気になる方は次の表をご覧ください。

項目 アメックス
ビジネス
ゴールド
三井住友
ビジネス
プラチナ
カード
年会費 31,000円
(税抜)
50,000円
(税抜)
国際
ブランド
アメックス visa、
mastercard
限度額 一律の限度額
なし
最高300万円
ポイント
サービス
メンバー
シップ・
リワード
ワールド
プレゼント
基本
ポイント
還元率
0.3% 0.5%
旅行保険 海外
最高1億円、
国内
最高5,000万円
海外
最高1億円、
国内
最高1億円
ショッピング
保険
最高
500万円
最高
500万円
プライ
オリティ・
パス
× プレ
ステージ
コン
シェルジュ
サービス
×
申し込み
対象
法人代表者、
個人事業主
法人のみ

比較した結果、三井住友ビジネスプラチナカードが向いている人は次のとおりです。

  • 年会費50,000円を支払いする価値がある
  • 加盟店は多いほど良い
  • 国内旅行保険は最高1億円の補償がほしい
  • プライオリティ・パスを利用したい
  • コンシェルジュサービスを利用したい
  • 法人である

一方、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カードが向いているのは次の人です。

  • 年会費50,000円は高い
  • 一律の限度額なしに魅力を感じる
  • アメックスブランドにこだわりがある
  • プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスは不要
  • 法人代表者、または個人事業主である

以前のアメックスには、visaやmastercardと比べると加盟店の数が少ないというデメリットがありました。しかし、現在ではjcbとの提携によって使える加盟店が増えています。国内でも海外でもサービス面に使い勝手が悪いと感じることは少ないでしょう。

まとめ

三井住友ビジネスプラチナカードは、豊富なサービスを利用できるのが一番のメリットです。プライオリティ・パスやプラチナグルメクーポンを年1回利用するだけで、年会費50,000円の回収が期待できます。

他にも法人向けのサービス、gold会員向けのサービスなど様々なサービス付帯です。国内外のビジネスでアクティブに活躍している方は、三井住友ビジネスプラチナカード付帯のサービスに注目すると良いでしょう。