- 経理事務・経費を合理化
- 個人の立替が不要
- 国内外の出張とETC(複数枚発行可能)などで交通面をサポート
年会費(税抜) | 利用 限度額 |
ブランド | 対象 |
---|---|---|---|
10,000円 | 300万円 | VISA、MASTER | 法人 |
三井住友ビジネスゴールドカードは、三井住友カードが発行するゴールドランクのビジネスカードです。
高いステイタスと豊富なサービスを利用できるのが魅力のひとつ。
ビジネス一般カードではサービスが物足りないが、ビジネスプラチナカードのサービスまでは必要ないという法人の方にピッタリです。
本記事では三井住友ビジネスゴールドカードの魅力について詳しく解説していきます。
三井住友カードで提供するビジネスゴールドカード for ownersとの違いが知りたい方も本記事に注目してください。
三井住友ビジネスゴールドカードの魅力
三井住友ビジネスカードには次のラインナップがあります。
- ビジネスクラシック(一般)カード
- ビジネスゴールドカード
- ビジネスプラチナカード
3つのラインナップのうち、中間となるのが三井住友ビジネスゴールドカードです。特に注目度の高い魅力は次のとおり。
2名以降は1名につき2,000円の年会費
三井住友ビジネスゴールドカードの年会費は1名につき10,000円(税抜)、2名以降は1名につき2,000円(税抜)の設定です。
何名かの従業員にビジネスゴールドカードを持たせたいが、年会費の負担は抑えたいというときにも便利。
etcカードの年会費が実質無料
三井住友ビジネスゴールドカードに追加できるetcカードでは初年度年会費無料です。次年度以降は500円(税抜)の年会費が必要ですが、年間で1回以上etcを利用すれば無料になります。実質年会費無料でetcカードを追加できると考えて良いでしょう。
visaブランドとmastercardブランドから選べる
三井住友ビジネスゴールドカードでは、国際ブランドvisaとmastercardを用意しています。2017年、visaとmastercardのヨーロッパ市場シェアは次のとおり。(※1)
国際ブランド名 | シェア率 |
---|---|
visa | 62% |
mastercard | 34% |
ヨーロッパでは、visaとmastercardの2つで多くの市場シェアを持っています。市場シェアの低い国際ブランドと違い、visaやmastercardなら使える加盟店が国内外に多いのが大きな魅力です。
(※1)データ参照:nilson report(https://nilsonreport.com/publication_chart_and_graphs_archive.php?1=1&year=2018)
最高300万円のショッピング利用枠
三井住友ビジネスゴールドカードでは、ショッピング利用枠最高300万円を用意しています。個人向けのカードと違い、経費の支払いに使うビジネスカードでは利用枠が重要。
ビジネス一般カードの利用枠では足りないときは、利用枠に余力のある三井住友ビジネスゴールドカードへ申し込みしたいところです。
手厚い補償が受けられる付帯保険
国内外への出張が多い方に便利なのが、三井住友ビジネスゴールドカード付帯の旅行保険です。ビジネスゴールドカードならではの、手厚い補償が受けられるのが魅力。
最高5,000万円の海外旅行保険付帯
三井住友ビジネスゴールドカード付帯の海外旅行保険では次の補償が受けられます。
補償項目 | 補償額 |
---|---|
傷害死亡・ 後遺障害 |
最高5,000万円 (自動付帯1,000万円 +利用付帯4,000万円) |
傷害治療 | 1事故につき300万円 |
疾病治療 | 1疾病につき300万円 |
賠償責任 | 1事故につき5,000万円 |
携行品損害 | 1旅行1年間で50万円 (自己負担1事故につき 3,000円) |
救援者費用 | 1年間で500万円 |
海外旅行保険で特に重視したいのが、傷害治療と疾病治療の補償額です。高額な治療費が海外で発生しても300万円以内なら、海外旅行保険の補償でまかなえます。
傷害死亡・後遺障害の自動付帯分は1,000万円となるため、海外出張へ出発する前に宿泊料金などをクレジット払いし、利用付帯分を追加しておきましょう。
最高5,000万円の国内旅行保険付帯
三井住友ビジネスゴールドカード付帯の国内旅行保険で受けられる補償内容は次のとおり。
補償項目 | 補償額 |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 |
入院 | 日額5,000円 |
通院 | 日額2,000円 |
手術 | 最高20万円 |
なお、国内旅行保険はすべての補償項目で利用付帯となりますので、事前に宿泊料金などをクレジット払いしてください。
年間300万円のショッピング補償
三井住友ビジネスゴールドカード付帯のショッピング補償(お買物安心保険)では次の補償が受けられます。
補償額 | 300万円 |
---|---|
利用対象 | 海外・国内 |
自己負担 | 1事故につき3,000円 |
補償期間 | 90日間 |
国内外で購入した商品に万が一の事故があっても、300万円以内なら保険でまかなわれます。
ポイントが貯まる
三井住友ビジネスゴールドカードでは、経費の支払いでワールドプレゼントというポイントが貯まるのも魅力です。1,000円につき1ポイント付与(1ポイント=5円相当)、基本ポイント還元率は0.5%となります。
経費の支払いは高額になりやすいため、0.5%のポイント還元率でも節約につながりやすいです。さらにショッピングサイト「ポイントUPモール」経由で商品を注文すると、通常よりポイント倍率がアップします。
三井住友ビジネスゴールドカードの豊富なサービス
三井住友ビジネスゴールドカードで大きな魅力となるのが、付帯サービスの豊富さです。特に注目度の高い付帯サービスは次のとおり。
海外出張に便利なサービス
海外出張の際に便利なのが、次の付帯サービスです。
空港ラウンジサービス
三井住友ビジネスゴールドカード付帯の空港ラウンジサービスでは国内主要空港、海外1空港にあるラウンジを無料で利用できます。営業時間やサービスなどは空港ラウンジによって異なるため、事前に三井住友カード公式サイトで確認してください。
海外レンタカー優待サービス
三井住友ビジネスゴールドカード付帯の海外レンタカー優待サービスでは、ハーツレンタカーのアフォーダブル料金が10%オフになります。
アフォーダブル料金は日本で事前予約し、海外現地でクレジット払いすると通常料金より安くなるお得な制度です。海外レンタカー優待サービスを利用すれば、さらにハーツレンタカーの料金が安くなります。
海外キャッシュサービス
海外キャッシュサービスは、現地通貨でキャッシングできるサービスです。海外出張中に想定外の出費が重なっても、海外ATMよりすぐに現地通貨を引き出せます。年15.0%の利息と次のATM手数料が発生しますので、事前に把握しておきましょう。
- 1万円以下で100円(税抜)
- 1万円超で200円(税抜)
利息が気になる方は、三井住友カード公式サイトにある返済シミュレーションを利用してください。
VJデスク
世界各地にあるVJデスクでは、次のサービスが受けられます。
サービスの種類 | 主なサービス内容 |
---|---|
インフォメーション サービス |
現地ホテルや レストランなどの案内 |
リザベーション サービス |
現地レストランや ツアーなどの予約・手配 |
アシスタンス サービス |
ガイドや 通訳の手配など |
エマージェンシー サービス |
カードや パスポート紛失など トラブル時のサポート |
慣れない海外への出張でも安心なサービス内容です。
国内出張に便利なサービス
国内出張に便利な付帯サービスは次のとおりです。
JR東海エクスプレス予約サービス
JR東海エクスプレス予約サービスは、新幹線(東京~博多)の予約が便利になるサービスです。
- インターネットでいつでも予約できる
- 座席のリクエストができる
- 手数料なしで何度でも予約変更できる
- チケットレスで乗車できる
など様々な魅力が備わっています。入会後2か月間は無料ですが、3か月目以降は年会費1,000円(税抜)の支払いが必要です。
航空券チケットレス発券サービス
航空券チケットレス発券サービスは、全日空・日本航空の航空便を予約するときに便利なサービスです。
- 24時間チケットレスで予約できる
- 運賃をクレジット払いできる
- 従業員が出張で航空便に搭乗しても立替清算しなくて済む
- 運賃が利用明細書に記入されるため出張費が分かりやすい
などの魅力があります。事前に全日空は「ANA@desk」、日本航空は「JAL ONLINE」への申し込みを行ってください。
ビジネス用じゃらんnetホテル予約
ビジネス用じゃらんnetホテル予約は、国内宿泊がお得になるサービスです。三井住友カード会員向けのインターネットサービス「Vpass」へログインすると、法人カード会員向けの宿泊プランが表示されます。宿泊が必要な国内出張時に魅力のあるサービスです。
ビジネスサポートサービス
三井住友カードでは法人向けに次のビジネスサポートサービスを提供しています。
アスクルサービス
アスクルサービスは、オフィス用品を仕入れしたいときに便利なサービスです。インターネットで注文後、最短なら当日届くため急ぎで必要なオフィス用品の購入にも便利。オフィス用品の代金はもちろん、クレジット払いできます。
日産レンタカー・タイムズカーレンタル
日産レンタカー・タイムズカーレンタルは、レンタカー料金がお得になるサービスです。営業車をレンタカーで済ませて、経費節約したいときに便利。どちらも大手レンタカー会社のため、全国に営業所があります。
アート引越センター
アート引越センターは、事務所・営業所の引越し料金がお得になるサービスです。(基本料金より30%オフ)従業員が転勤する際の引越しにも利用できます。
他にもたくさんのサービス付帯
三井住友ビジネスゴールドカードでは、さらに次のサービスを利用できます。
visaビジネスオファー(visaブランド)
visaビジネスオファーは、各種優待を用意するサービスです。利用できる主な優待は次のとおり。
三洋堂 | 国内外の お土産や旅行用品が 10%オフ |
---|---|
東武 トップツアーズ |
自社企画商品が 3%オフ |
ワシントンホテル・ ホテルグレイスリー |
基本宿泊料金が 10%オフ |
マネーフォワード クラウド会計・ 確定申告 |
特定プランで 3か月無料 |
メリービズ バーチャル 経理アシスタント |
サービス料金が 10%オフ |
ブラザー ダイレクトクラブ |
10%オフ |
ウォーター スタンド |
レンタル料金 1か月無料 |
上記の他にも、ビジネスにお得な優待は様々です。
visaビジネスグルメオファー(visaブランド)
visaビジネスグルメオファーは、全国の対象レストランを優待で利用できるサービスです。ビジネスで取引先を接待するときに便利。
10%オフやワンドリンクサービスなど優待内容は対象レストランによって異なりますので、詳細はvisa公式サイトで検索すると良いでしょう。
visa優待特典(visaブランド)
visaではゴールドカード会員向けに優待特典を用意しています。主な海外優待特典と優待内容は次のとおり。
優待特典名 | 特典内容 |
---|---|
visaゴールド 空港宅配 |
手荷物1個500円 |
Visaゴールド 海外Wi-Fiレンタル |
通常より25%オフ |
Visaゴールド 国際線クローク |
通常より15%オフ |
アラモレンタカー 優待 |
通常より最大20%オフ |
主な国内優待特典と優待内容は次をご覧ください。
優待特典名 | 特典内容 |
---|---|
Visa プレミアムカー レンタル |
通常より約15%オフ |
ザ・コンコルド・ ワインクラブ |
会員向けのワイン購入 |
福利厚生代行サービス
福利厚生代行サービスは、従業員への福利厚生にかかるコストを抑えたいときに便利なサービスです。入会金無料の他、次のプランで月会費の割引が受けられます。
プラン名 | 割引内容 |
---|---|
学トクプラン | 200円割引 |
得々プラン | 100円割引 |
学放題プラン | 120円割引 |
ゴールドプラン | 100円割引 |
ホワイトプラン | 100円割引 |
サービス料金はもちろん、クレジット払いが可能です。
国内ゴルフエントリーサービス
国内ゴルフエントリーサービスは、取引先をゴルフ接待したいときに便利なサービスです。
ゴールドカード会員なら、1名につき250円(税込)の料金でゴルフ場への予約を代行してもらえます。ゴルフ場を予約したいが、忙しくて時間がないときにも便利。
for Ownersとの違い
三井住友カードでは、forownersというビジネスゴールドカードも用意しています。三井住友ビジネスゴールドカードとの違いを知りたい方は、次の比較表をご覧ください。
項目 | ビジネ スゴールド カード forowners |
ビジネ スゴールド カード |
---|---|---|
年会費 (税抜) |
10,000円 (※2) |
10,000円 |
ショッピング 利用枠 |
最高300万円 | 最高300万円 |
海外 キャッシュ サービス |
最高50万円 | 最高30万円 |
海外旅行 保険 |
最高 5,000万円 |
最高 5,000万円 |
国内旅行 保険 |
最高 5,000万円 |
最高 5,000万円 |
ショッピング 補償 |
年間300万円 | 年間300万円 |
支払い 方法 |
1回払い、 2回払い、 ボーナス 一括払い、 分割払い、 リボ払い |
1回払い |
申し込み 条件 |
20歳以上の 法人代表者、 または 個人事業主 |
法人のみ |
インター ネット 入会 |
○ | × |
ポイントの 有効期限 |
3年 | 2年 |
キャッシュ バック 交換 |
○ | × |
マイル移行 | ○ | × |
電子マネー iD |
○ | × |
Apple Pay 対応 |
○ | × |
ビジネス サポート サービス |
○ | ○ |
(※2)インターネット入会で初年度無料、次年度以降は年会費優遇あり
三井住友ビジネスゴールドカードの注意点
for ownersと比較した結果、三井住友ビジネスゴールドカードには次の注意点があることが分かりました。
年会費の初年度無料や割引はない
三井住友ビジネスゴールドカードには、forownersのような初年度年会費無料の特典はありません。初年度から年会費10,000円の負担が必要です。
また、次年度以降の年会費割引がない点にも注意してください。
支払い方法は1回のみ
三井住友ビジネスゴールドカードの支払い方法は1回のみ、forownersのように分割払いやリボ払いは選べません。2回払いやボーナス一括払いを選びたい方も、forownersを選んだほうが良いでしょう。
個人事業主は申し込みできない
三井住友ビジネスゴールドカードへ申し込みできるのは法人のみ、個人事業主だと申し込みできません。
法人代表者の方はどちらでも申し込み可能ですが、個人事業主の方はforownersへ申し込みしてください。
インターネットで入会できない
三井住友ビジネスゴールドカードへの申し込み方法は郵送のみ、インターネットでの入会ができません。申し込みしたいときは申込書の請求が必要です。
請求する際に「あとラク申込書」を希望すると、会社名や住所などが記載された状態で届きます。記入の手間を減らしたいときは、「あとラク申込書」を請求してください。
マイルへの移行ができない
三井住友ビジネスゴールドカードで貯めたポイントは景品に交換できますが、マイルへの移行はできません。マイルへ移行したい方は、forownersのほうがおすすめです。
まとめ
三井住友ビジネスゴールドカードは、豊富なサービス付帯という点が一番の魅力です。ビジネスサポートサービスの他、visaブランドならvisaビジネスオファーやvisaビジネスグルメオファーも利用できます。
ただし、支払い方法は1回のみ、個人事業主は申し込みできないなどの点には注意してください。貯めたポイントをマイルに移行し、特典航空券などに交換したい方もforownersを選びましょう。