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ジャパンネットvisaデビットカードとは?利用のメリットと口座開設の流れ

ジャパンネット銀行発行のデビットカードを法人向けに解説

ジャパンネットVisaデビットカード
  • 発行手数料&年会費 無料
  • 3万円以上の取引でATM手数料無料
  • 専用アプリで残高・明細履歴が確認できる
  • 口座開設で入会審査なしで発行
年会費(税抜) 利用
限度額
ブランド 対象
500万円 VISA 個人事業主、法人

近年では実店舗を持たない「ネット銀行」を利用する企業も増えてきました。

口座開設の手続きや送金などをスマホ・パソコンから行うことができ、いちいち支店やATMまで足を運ばなくて済むのがメリットです。

ジャパンネット銀行は2000年に設立された日本初のネット銀行で、現在も根強い人気を集めています。

ここでは、ジャパンネット銀行から発行される「ジャパンネットvisaデビットカード」の特徴と利用のメリット・デメリットを解説。

法人口座開設の流れについてもまとめているので、会社のメインバンクとしてネット銀行の利用をお考えの方はぜひ参考にしてみてくださいね。

ジャパンネットvisaデビットカードとは?

ジャパンネット銀行のVISAデビットカード
デビットカードとは、利用したその場で指定の銀行口座から引き落としがかかるカードのことです。

ジャパンネット銀行でもジャパンネットvisaデビットカードの発行が行われています。

まずはジャパンネット銀行の特徴と、デビットカードとクレジットカードの違いについて詳しく見ていきましょう。

ジャパンネット銀行の特徴

これまでの銀行と言えば、支店の窓口やATMへ足を運んで送金や残高照会などを行うのが一般的でした。

しかしネット銀行の登場により、自宅にいながら銀行振込での支払いをしたり、利用明細を確認したりできるようになったのです。

またネット銀行であれば24時間365日利用できるため、窓口やATMの営業時間を気にする必要もなくなりました。

当初はセキュリティ面に対する不安の声も多くありましたが、ジャパンネット銀行ではいち早くセキュリティトークン(使い捨てパスコード)を導入し対応。

ネット銀行業界をけん引する存在として、多くの利用者を集める銀行です。

ジャパンネット銀行は三井住友銀行やヤフー株式会社が主要株主であるため、以下のような特典が受けられるのもポイント。

  • 三井住友銀行の振込手数料無料(本人口座間)
  • ヤフー関連サイトでの売上金を手数料無料で出金できる(ヤフオクやPayPayフリマなど)
  • PayPayの残高を手数料無料で銀行口座へ出金できる

三井住友銀行にも口座を持っている場合や、ヤフー関連サイトを日常的に利用している方におすすめのネット銀行です。

デビットカードとクレジットカードとの違い

ジャパンネット銀行では、ジャパンネットvisaデビットカードクレジットカード(VISA・JCB)を発行しています。

それぞれの特徴と違いを確認しておきましょう。

JNB Visa
デビット
カード
クレジットカード
(JNB
VISAカード・
JNB
JCBカード)
支払方法 都度払い
(即時払い)
後払い
支払回数 1回払い 1回払い・
分割払い・
リボ払い など
利用上限 0~
500万円以内で
設定可能
限度額あり
年齢制限 満15歳以上 満18歳以上
入会審査 なし あり
年会費 無料 有料の場合あり

この他、ジャパンネットvisaデビットカードはキャッシュカード一体型になっているなどの特徴もあります。

ジャパンネットvisaデビットカードは15歳以上から持つことができるため、学生にも使いやすいカードとなっています。

ジャパンネットvisaデビットカードはどこで使える?

ジャパンネットvisaデビットカードはVISAマークのある店舗で利用可能です。

VISAは国際ブランドなので、国内はもちろん海外でも幅広い店舗で利用することができます。

またジャパンネットvisaデビットカードはネットショッピングやコンビニでの利用にも対応。

公共料金や携帯電話の支払いにも利用でき、合わせてJNBスターが貯められるのも嬉しいポイントです。

ジャパンネットvisaデビットカードのポイント還元率は決して高くありませんが、現金払いと比較すればお得と言えます。

ジャパンネットvisaデビットカードのメリットとデメリット

ここからは、ジャパンネットvisaデビットカードを利用するメリットとデメリットをご紹介。

まずジャパンネットvisaデビットカードのメリットとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 年会費無料&口座があれば審査不要
  • 3万円以上の取引ならATM手数料無料
  • コード決済や送金アプリが利用できる
  • セキュリティ面がしっかりしている
  • 利用明細や残高をアプリから確認できる

それぞれを詳しく見ていきましょう。

年会費無料&口座があれば審査不要

ジャパンネットvisaデビットカードは発行手数料も年会費も無料となっています。

とりあえず作っておいて、やはり利用しなかったという場合でも特に損をする心配はありません。

またジャパンネットvisaデビットカードは利用可能年齢(15歳以上)を満たしていれば入会審査なしで利用できます。

何らかの制約でクレジットカードが作れない方でも安心です。

ジャパンネットvisaデビットカードの申し込みは口座開設用アプリから行うことができます。

本人確認書類は写真で撮影して送るだけなので、郵送などの手間もかからず非常に便利です。

3万円以上の取引ならATM手数料無料

ジャパンネット銀行では、毎月1回目の取引について入金・出金問わず手数料が無料となっています。

2回目以降は165円(ゆうちょ銀行は330円)の手数料がかかりますが、取引金額が3万円以上の場合はこちらも無料に。

回数制限もないため、3万円以上の取引であれば何回入出金を行っても手数料がかかることはありません。

法人の場合は大きな金額を入出金することも少なくないので、手数料実質無料で利用できるのは嬉しいポイントと言えるでしょう。

ジャパンネット銀行では以下の銀行ATMに対応しています。

  • セブン銀行ATM
  • イオン銀行ATM
  • イーネットATM
  • ローソン銀行ATM
  • ゆうちょ銀行ATM
  • 三井住友銀行ATM

ジャパンネットvisaデビットカードはキャッシュカード一体型なので、通帳などを持たなくてもカード1枚でATM操作が可能です。

コード決済や送金アプリが利用できる

近年はスマホから決済を行う「キャッシュレス決済アプリ」が数多く登場しています。

決済アプリにはカード情報を登録して利用するタイプと、銀行口座からチャージ(入金)して利用するタイプの主に2種類があります。

ジャパンネットvisaデビットカードおよびジャパンネット銀行もキャッシュレス決済アプリでの利用が可能。

ジャパンネットvisaデビットカードは以下のコード決済・送金アプリに対応しています。

  • PayPay
  • Origam Pay
  • 楽天ペイ
  • d払い
  • kyash

また以下のコード決済・送金アプリならジャパンネット銀行の口座と連携することが可能です。

  • LINE Pay
  • メルペイ
  • Pring

セキュリティ面がしっかりしている

通販などを利用する際、カード情報を入力するのは抵抗があるという方も多いのではないでしょうか。

ジャパンネット銀行では、ネットのみで利用できる「カードレスvisaデビット」の発行を受けられるのも大きなメリットです。

カードレスvisaデビットでは、ジャパンネットvisaデビットカードと同じように使える番号を4つまで発行でき、番号の変更・停止・再開の設定も自由。

カードレスvisaデビットの番号を利用して買い物をし、購入完了後に番号を削除するといった使い方ができます。

セキュリティを重視したい方はジャパンネットvisaデビットカードがおすすめと言えます。

またジャパンネットvisaデビットカードはVISAのタッチ決済にも対応。

iD払いなどと同じく、専用の機器にタッチするだけで決済が完了するため、カード情報を盗み見されるリスクがなく安心です。

利用明細や残高をアプリから確認できる

ジャパンネットvisaデビットカードなら残高確認アプリで口座残高や明細が簡単に確認できる
引用:https://www.japannetbank.co.jp/service/payment/cardless/
ジャパンネットvisaデビットカードを利用した際は、すぐに利用内容のメールが届くようになっています。

メールには利用店舗や金額、日時が明記されており、自分が利用したものかどうかがすぐに分かります。

万が一不正利用があった場合は500万円までの補償も受けられるので、メール通知はこまめにチェックするようにしましょう。

またジャパンネット銀行は専用のアプリがあり、こちらからジャパンネットvisaデビットカードの利用明細や残高を確認することも可能。

アプリにログインするだけで一覧をチェックできるので、わざわざ記帳に行く手間が無く便利です。

振込手数料がかかるなどのデメリットも

ジャパンネットvisaデビットカードのデメリットとしては、どのような場合でも振込手数料がかかるという点が挙げられます。

ATM利用の入出金は3万円以上で何回でも無料ですが、振込の場合は同銀行宛であっても手数料がかかります。

都市銀行などと比較して手数料の金額は安いですが、無料ではないという点に注意しましょう。

ジャパンネット銀行で法人口座を開設するには

ジャパンネットvisaデビットカードを利用するにはジャパンネット銀行の口座開設が必要です。

続いて、ジャパンネット銀行で法人口座を開設する際の流れについて見ていきましょう。

ジャパンネット銀行は法人口座の月額利用料が無料などこちらもメリットが多いのでおすすめです。

ジャパンネット銀行の法人口座開設に必要な書類

ジャパンネット銀行で法人口座を開設する際に準備する書類は以下の通りです。

  • 本人確認資料
  • 業務内容確認資料

本人確認資料

取引担当者(基本は代表者)の免許証・マイナンバーカード・パスポートなどから1点のコピーを用意しましょう。

代表者以外の方が取引担当者となる場合は法人の印鑑証明書も合わせて必要となります。

業務内容確認資料

会社のホームページや、実態を確認できる書類の提出が必要です。

ホームページがない場合は専用のフォームへ記入を行うことで申し込みができます。

ネット銀行で法人口座を開設する場合、提出した書面の内容に基づいて審査が行われます。

法人口座は社会的信頼度が高いため、個人口座と比較してその審査基準は厳しめ。

ホームページを作る際は法人名や会社の所在地、事業内容などをきちんと明記することが大切です。

法人口座開設までの手続き方法

書類の準備が完了したら、実際に法人口座開設の申し込みを行います。

申し込みはジャパンネット銀行のWEBサイトから行うことができるので、順を追って必要事項を入力していきましょう。

全ての入力が完了すると、入力内容がまとめられた「法人口座開設申込書」をダウンロードできるようになります。

ダウンロードしたデータを印刷して押印や宣誓欄の記入を行い、事前に準備した書類と合わせて郵送しましょう。

1~2週間程度の審査期間を経て、口座開設となります。

書類に不備があった場合や、審査の結果口座開設ができないと判断された場合は提出書類が返送されます。

口座開設ができた場合は書類の返送はなく、代わりにカードとトークンなどが届けられるので住所の間違いには注意が必要です。

口座開設後は無料でジャパンネットvisaデビットカードを発行することができます。

審査のポイント

ネット銀行の場合は直接顔を合わせて面談をすることがないため、書類の情報が非常に重要なポイントとなります。

会社の実態や業務内容がしっかりと確認できるもの(取引明細やパンフレットなど)を提出できるようにしましょう。

実際に取引を行っている会社であることがアピールできると信用度が増します。

またホームページの内容を充実させ、事業内容が明確に分かるような構成にすると良いでしょう。

審査対象となるのは事業開始から6か月以上にわたって運営しているホームページとなります。

まとめ

  • ジャパンネットvisaデビットカードはジャパンネット銀行の口座を持つことで利用できる
  • ジャパンネットvisaデビットカードには審査不要・年会費無料など様々なメリットがある
  • 法人口座の開設には2週間程度かかる場合があるので早めに手続きするのがおすすめ

ジャパンネット銀行では、ジャパンネットvisaデビットカードを3回以上利用することで1,000円がキャッシュバックされるキャンペーンも行われています。

口座開設から2カ月後の月末までにジャパンネットvisaデビットカードを利用することが条件となっているので、ぜひ利用してみてくださいね。