大企業向け!JCBビジネスカードゴールドの特徴・付帯サービスを徹底解説
クレジットカードの代表格であるJCBでは、個人向けだけでなく法人向けのクレジットカードも扱っています。
JCBの特徴は、個人事業主や経営者向けの法人カードだけでなく、大企業向けの「JCBビジネスカード」を扱っている点。
大企業向けのカードは、大人数の社員にもカードをもたせられるように、追加カードを無料で発行できるなど役立つサービスが付帯されています。
この記事では、大企業向けのJCBビジネスカード(ゴールド券面)について、特徴や付帯サービスを解説します。
従業員が多くいる会社に法人カード導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
JCBビジネスカード(ゴールド)は大企業の法人向け
一般的に、法人カードには個人事業主・経営者向けの「ビジネスカード」と、大企業向けの「コーポレートカード」の2種類に分けられます。
しかし、JCBから発行されている「JCBビジネスカード」は、ビジネスカードという名前がついているものの、申込み対象は大企業という点に注意が必要です。
JCBでは、個人事業主・経営者向け(中小企業向け)の法人カードと、大企業向けの法人カードの2種類を取り扱っており、それぞれ下記の様に分けられます。
個人事業主・経営者向けの法人カード | 大企業向けの法人カード |
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この記事でご紹介するJCBビジネスカード(ゴールド券面)は、大企業向けのカード。
個人事業主・経営者向けのJCBゴールド法人カードをお探しの方は、こちらの記事をご覧ください。
個人事業主・経営者向け!
JCBゴールド法人カードを徹底紹介
なお、JCBビジネスカードのように「ビジネスカード」と名がついていながら個人事業主・経営者向けのカードではない、といったケースは他のカード会社でも見られることがあります。
法人カードがどのような名前で発行されるかはカード会社の自由。
そのため、すべての法人カードが必ずしも「ビジネスカード」「コーポレートカード」という名前で取り扱われるわけではない点に注意しましょう。
JCBビジネスカード(ゴールド)の便利な付帯サービス
さて、ここからはJCBビジネスカードの付帯サービスや特徴について解説していきます。
JCBビジネスカードは、大企業が申し込み対象とされる法人カードで、券面はゴールドのみが用意されています。
付帯されているサービスはゴールドステータスのカードと同程度の充実度で、企業年会費もゴールドステータスと同程度の金額です。
ただし、企業年会費を支払えば従業員に持たせるための「追加カード」を無料で発行することができ、発行上限も企業の従業員人数に合わせてカード会社に相談することが可能。
実質3万円ほどで、複数枚のゴールド法人カードを発行できるというのが大きなポイントです。
企業年会費 | 30,000円+税 |
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追加カード年会費(個人年会費) | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
利用限度額 | カード申込時に担当者と決定 |
キャッシング | なし |
付帯サービス | 国内・海外旅行保険、空港ラウンジサービス、経費精算ソフトとの連携、Club off優待、航空券予約サービス(JCB de JAL ONLINE・ JCB.ANA@deskなど) |
大企業向けだからこそのJCBビジネスカードの便利な付帯サービス・特徴は、下記の5つがあげられます。
- 国内・海外旅行保険が自動付帯
- ゴールドカードと同じサービス!空港ラウンジを無料で利用可能
- 経費精算システムとクレジットカードをの利用実績データを連携させ、経費精算の手間を簡略化
- 航空券予約サービスを利用可能
- Club off(クラブオフ)優待で社員の福利厚生を充実
国内・海外旅行保険が自動付帯
JCBビジネスカードには、最高5,000万円の国内・海外旅行保険が自動付帯されています。
国内・海外への出張の多い社員に持たせれば、わざわざ海外旅行保険などに加入する必要がなく、JCBビジネスカードを持っていくだけで補償が適用されます。
こういった旅行保険はJCBビジネスカードだけでなく、JCB法人カード/JCBゴールド法人カードなど個人事業主・経営者向けの法人カードにも付帯されているサービスです。
ゴールドカードと同じサービス!空港ラウンジを無料で利用可能
JCBビジネスカードを持っていると、国内外の空港で空港ラウンジを無料で利用することが可能です。
この空港ラウンジ利用サービスは、ゴールドステータスの法人カードに付帯されることが多いサービス。
JCBビジネスカードでは、このゴールドステータスカードで使えるサービスを追加カードでも利用できるというのが大きなポイントです。
飛行機を使った出張の多い社員に持たせれば、出張時の待ち時間を有効活用でき仕事の効率化や負担の軽減につながるでしょう。
経費精算システムとの連携による経費管理の簡略化
JCBビジネスカードは、所定の経費精算システムとカードの利用実績データを連携させ、経費管理の手間を簡略化させることが可能です。
大企業ともなると、社員や各部署の経費管理は非常に大きな手間になるでしょう。
そんなときにJCBビジネスカードを社員に持たせることで、利用実績データと会計システムを連動させ、経費処理業務を効率化させることが可能です。
航空券予約サービスを利用可能
JCBビジネスカードの会員は、JCB.ANA@desk、JCB de JAL ONLINE、JR東海「エクスプレス予約」サービスなどの航空券・新幹線乗車券の予約サービスを利用することができます。
オンライン上で簡単にチケットを予約でき、チケットレスで乗車可能など出張業務の手間を大きく削減することが可能です。
Club off(クラブオフ)優待で社員の福利厚生を充実
JCBビジネスカードでは、Club off(クラブオフ)という優待サービスを無料で利用することができます。
Club offとは、全国70,000店舗以上の飲食店・レジャー施設・スポーツ施設・宿泊施設などで優待割引を受けられるサービスで、ビジネス面だけでなくプライベートでも有効活用することができます。
JCBビジネスカードの追加カードでもClub offの優待を受けることができるため、従業員に無料で追加カードを発行することで、福利厚生の1つとしてClub off優待を与えることができるのです。
たとえば、Club offで宿泊施設の優待割引を利用し、なおかつJCBビジネスカードを持っていれば国内旅行保険も自動付帯。
プライベートでの旅行や遠出で十分に活用できる優れた福利厚生と言えるでしょう。
なお、JCBカードの中ではゴールド・プラチナなどのゴールドステータス以上の法人カード・個人向けクレジットカードの会員になることで、Club off優待を利用することが可能です。
利用代金は社員の個人口座から自動振替という点に注意!
ここまで紹介してきたように、JCBビジネスカードは空港ラウンジや国内・海外旅行保険自動付帯など、ゴールドステータスの法人カードと同程度の充実したサービスをもった大企業向け法人カードです。
追加カードも無料で発行できるため、社員に持たせて経費管理の手間を大幅に削減することもできます。
ただし、従業員に持たせた追加カードの利用代金は、社員の個人口座から自動振替で支払いが行われるという点に注意が必要です。
法人口座から引き落としされるわけではないため、もし社員それぞれが経費の支払いに追加カードを利用した場合にはあくまで「立て替え」という扱いになり、あとから改めて会社側から社員の口座へ立替費の振り込みをする必要があります。
この場合、かえって経理処理の手間が増えてしまうことにもなりかねないため、社員の追加カード利用に関して前もってルールを定めておく等の対策が必要でしょう。
まとめ
今回は、JCBビジネスカード(ゴールド券面)について紹介してきました。ポイントを改めてまとめると、下記のとおりです。
- JCBビジネスカードは、大企業向けの法人カード。無料で追加カードを発行可能
- 空港ラウンジ、国内・海外旅行保険付帯など、ゴールドステータスの法人カードと同程度のサービスが揃っている
- 追加カードを持っていれば「Club off」の優待を利用することができ、企業の福利厚生としても有効活用できる
- 追加カードの引き落とし口座が社員の個人口座という点に要注意
JCBビジネスカードは、ゴールドステータスの法人カードを同程度の充実したサービスが魅力の法人カードで、無料で従業員に持たせることができます。
しかし、追加カードの引き落とし口座が社員の個人口座になってしまうため、経費処理が逆に煩雑になってしまう可能性がある点に注意してください。
当記事では、大企業向けのJCBビジネスカードのみをご紹介しましたが、個人事業主・経営者向けのJCBゴールド法人カードをお探しの方は、こちらの記事をご覧ください。
個人事業主・経営者向け!
JCBゴールド法人カードを徹底紹介