- 毎年度ボーナス1,000マイル
- 搭乗するほどマイルが貯まる
年会費(税抜) | 利用 限度額 |
ブランド | 対象 |
---|---|---|---|
2,250円 | – | JCB | 個人事業主、法人 |
ANA一般法人カード(JCB)は、JCBと全日本空輸(ANA)との提携によって発行されている航空系の法人カードです。一番のメリットとなっているのが、マイルの貯まりやすさ。
搭乗時はもちろんのこと、入会時や継続時にもボーナスマイルが貯まります。貯めたマイルを特典航空券などに交換したいときに魅力が大きいです。
本記事ではANA一般法人カード(JCB)でのマイルの貯まり方を解説していきます。ANAカード限定サービス、JCB法人向けサービスが気になる方も本記事を参考にしてください。
ANA一般法人カード(JCB)の基本情報
まずはANA一般法人カード(JCB)の基本情報からご覧ください。
年会費 | 2250円(税抜)/ 初年度無料 |
---|---|
追加カード 年会費 |
750円(税抜)/ 初年度無料 |
国際 ブランド |
JCB |
限度額 | 最高100万円 |
ポイント プログラム |
Oki Dokiポイント |
基本ポイント 還元率 |
0.5% |
海外 旅行保険 |
最高1000万円 |
国内 旅行保険 |
× |
ショッピング保険 | 海外最高100万円 |
申し込み対象 | 法人または個人事業主 |
ANA一般法人カードではvisa/mastercard/JCBと3つの国際ブランドから選択可能です。ANA一般法人カード(JCB)の年会費2,250円(税抜)は、visa/mastercardの年会費2,750円(税抜)より安いです。
ただし、追加カード年会費はvisa/mastercardで400円(税抜)。ANA一般法人カード(JCB)の追加カード年会費750円(税抜)のほうが少し高くなります。
しかし、visa/mastercardでは、カード会社のポイントをマイルへ移行できません。ANA一般法人カード(JCB)にはカード会社のポイントをマイルへ移行できるメリットがあるため、マイルを活用したい方はJCBを選びましょう。
ボーナスマイルの貯まり方
ANA一般法人カード(JCB)では、
- 入会ボーナスマイル=1,000マイル
- 継続ボーナスマイル=1,000マイル
- 搭乗ボーナスマイル=区間基本マイル×クラス・運賃倍率×10%
のボーナスマイルが貯まります。
初年度からずっと1,000マイルもらえる
ANA一般法人カード(JCB)へ入会するだけでもらえるのが入会ボーナスマイルです。次年度以降はANA一般法人カード(JCB)を継続するだけで継続ボーナスマイルがもらえます。そのため、初年度からずっと1,000マイルもらえるのがうれしいところです。
搭乗するほどマイルが貯まる
飛行機への搭乗で貯まるフライトマイルの他、さらに加算されるのが搭乗時のボーナスマイルです。次にどのくらいの搭乗ボーナスマイルがもらえるのか試算してみましょう。
東京→ホノルルの区間基本マイルは3,831マイル(片道)です。クラス・運賃倍率が100%の場合、次の計算式となります。「3,831マイル×100%×10%=383マイル」往復すると2倍の766マイル貯まる計算です。
ANA一般法人カード(JCB)は飛行機に搭乗する方ほど、マイルが貯まりやすい法人カードになっています。区間基本マイルは発着地・到着地によって異なりますので、詳しくはANA公式サイトのマイレージチャートで確認してください。
カード利用時のポイントやマイルの貯まり方
ANA一般法人カード(JCB)では、加盟店でのショッピング1,000円(税込)につき1ポイント貯まります。100円単位ではありませんが、税抜ではなく税込でのポイント付与です。光熱費や出張費、ガソリン代、飲食代など、ショッピング以外にもポイントの貯め方は様々。
出張費でマイルを貯めたいときに便利なのが、ANAが運営する法人用の出張手配サービス「ANA@desk」です。
「ANA@desk」には、
- お得な専用運賃で搭乗できる
- インターネットで24時間予約変更できる
- 年会費・使用料の負担なしで利用できる
- ANA国内線なら全路線が対象
- 搭乗月ごとに後払いできる
などのメリットがあります。
「ANA@desk」では100円につき1マイルが直接貯まるのが特徴のひとつ。カード会社のポイントとマイルとの2重取りができるため、国内出張でANA国内線に搭乗する際は「ANA@desk」を利用しましょう。
マイル還元率と移行方法などについて
ANA一般法人カード(JCB)で貯めたポイントは「1ポイント=10マイル」のレートでマイルへの移行が可能です。つまり、1,000円(税込)で10マイル貯まるということです。1マイル=1円分とすると、マイル還元率は1.0%になります。
マイルは特典航空券への交換がお得
マイルの交換先は、
- 特典航空券
- 座席アップグレード
- ANA sky コイン
- ANAご利用券
- ANAセレクション
- ANAショッピング「A-style」
- 提携ホテルでの宿泊
- 提携レストランでのお食事
- 他社ポイント
など様々です。
上記の交換先のうち、特に魅力なのがマイルの価値が上がりやすい特典航空券です。1マイル=2円分なら、マイル還元率は2倍の2.0%になります。
マイルへの移行方法
ANA一般法人カード(JCB)で貯めたポイントは、次の方法でマイルへ移行できます。
- JCB会員用のウェブサービス「myJCB」
- 商品申込・カタログ請求ダイヤル「0120-409-309」/スマホは「0570-00-3331」
マイル移行手続きが完了するまで1週間ほどかかるため、急ぎのときは早めに申し込みしましょう。
ANA一般法人カード(JCB)でマイルを貯める際の注意点
ANA一般法人カード(JCB)でマイルを貯める際、
- マイル移行手数料がかかる
- ボーナスポイントは移行レートが下がる
- ボーナスポイントは移行単位が下がる
という点には注意が必要です。
それぞれの注意点について詳しくは次の解説をご覧ください。
マイル移行手数料がかかる
ANA一般法人カード(JCB)の移行レート「1ポイント=10マイル」は「1ポイント=5マイル」より高いです。しかし、年間5,500円(税込)のマイル移行手数料がかかります。年間いくらのカード利用でマイル移行手数料を回収できるのでしょうか。
ANA一般法人カード(JCB)では、年間50万円(税込)の利用で500ポイント貯まります。「500ポイント=5,000マイル」へ移行できるため、1マイル=1円分なら5,000円相当です。年間50万円(税込)のカード利用で獲得できるマイルでは、まだ500円分足りません。
しかし、毎年もらえる継続ボーナス1,000マイルを考慮すれば、マイル移行手数料の回収が可能です。経費の支払いに利用するANA一般法人カード(JCB)なら、年間50万円(税込)以上の回収条件は比較的満たしやすいでしょう。
ボーナスポイントは移行レートが下がる
ANA一般法人カード(JCB)で「1ポイント=10マイル」の移行レートになるのは通常獲得ポイントです。通常獲得ポイントは、ショッピングや経費などの支払いで貯まります。一方、移行レート「1ポイント=3マイル」へと下がるのがボーナスポイントです。
ボーナスポイントは、
- JCB star members(一定以上のカード利用でポイント率アップ)
- Oki Dokiランド(ポイントサイト経由のネットショッピングでポイント率アップ)
- 各種キャンペーン
で貯まります。
ボーナスポイントは移行単位が下がる
通常獲得ポイントでは「1ポイント以上1ポイント単位」でマイルへ移行できます。しかし、ボーナスポイントのマイル移行は「500ポイント以上1ポイント単位」です。そのため、ボーナスポイントはある程度貯めないとマイルへの移行ができない点には注意してください。
ANAカード限定の注目サービス
ANA一般法人カード(JCB)には、様々なANAカード限定サービスが付いています。特に注目したいのが次のサービスです。
様々なANAカード限定割引サービス
ANA一般法人カード(JCB)の魅力のひとつとなるのが、様々なANAカード限定割引サービスです。一般カード会員向けの主なサービスは次のとおり。
- ANA国内線・国際線での機内販売品のお買い物で10%オフ
- 空港内店舗「ANA festa」でのお買い物で5%オフ
- 空港内免税店でのお買い物で5%オフ
- ihg・ANA・ホテルズグループジャパンにてベストフレキシブル料金より5%オフ
- ANA国内外ツアーで5%オフ
- ANAショッピング「A-style」でのネットショッピングで5%オフ
ANAをよく利用する方ほどお得になるのが、ANA一般法人カード(JCB)です。
「ビジネスきっぷ」でお得な運賃で搭乗できる
ANA一般法人カード(JCB)では「ビジネスきっぷ」のサービスを利用できます。
「ビジネスきっぷ」には、
- 会員専用の割引運賃で搭乗できる
- 予約の変更が当日でも可能
- マイル積算が100%
- 片道2回と往復の両方が対象
- 国内線の全路線が対象
などのメリットがあります。割引運賃で搭乗したいときは「ビジネスきっぷ」を利用すると良いでしょう。
JCBの注目法人向けサービス
ANA一般法人カード(JCB)には、
- 会計ソフト「freee」
- JR東海エクスプレス予約サービス
- じゃらんコーポレートサービス
- JCBトラベル
- 福利厚生倶楽部
などJCBの法人向けサービスが付いています。それぞれの法人向けサービスについて、詳しくは次のとおり。
会計ソフトへの入力が楽になる「freee」
会計ソフトへの入力を楽にしたい方に便利なのが、会計ソフト「freee」です。「freee」には法人カードの利用明細を自動で取り込みする機能が付いています。
今なら「法人ベーシックプラン」「個人スタンダードプラン」の年間料金が、キャンペーンで15%オフになっています。
※キャンペーンは2020年3月31日まで
新幹線への乗車に便利なJR東海エクスプレス予約サービス
新幹線(東京~博多)への乗車を楽にしたい方に便利なのが、JR東海エクスプレス予約サービスです。
JR東海エクスプレス予約サービスには、
- プラスEXカードで新幹線への乗車がスムーズ
- 新幹線の乗車賃を法人カードで自動決済
- パソコンやスマホですぐ予約
- 座席番号リクエストサービスで希望の座席を指定
- 手数料ゼロで予約変更
- 年末年始やGW、お盆などのハイシーズンでも会員価格
などのメリットがあります。JR東海エクスプレス予約サービスの年会費は1,000円(税抜)です。
出張費削減が期待できるじゃらんコーポレートサービス
じゃらんコーポレートサービスでは、通常よりもお得なビジネス向け宿泊プランを提供しています。初期費用も運用費用もかからないため、出張費を削減したいときに便利なサービスです。
出張などで宿泊するときは事前に、
- 「myJCB」へログインする
- じゃらんコーポレートサービスのバナーをクリックする
- 注意事項を確認したら「このサービスを利用する」をクリックする
の手順でサービス利用開始の手続きを行ってください。
様々な国内外ツアーを用意するJCBトラベル
JCBトラベルでは、JCB会員向けに様々な国内外ツアーを用意。30社以上の旅行会社が用意するツアーから行先や予算などにあったものを選べます。公式サイト、またはパンフレットで行きたいツアーが見つかったら電話、またはインターネットで申し込みしてください。
様々な優待を用意する福利厚生倶楽部
福利厚生倶楽部では、JCB会員向けに様々な優待を用意しています。
優待が受けられる施設・サービスは、
- フィットネスクラブ
- 託児所・ベビーシッター
- 訪問介護
- 人間ドック・がん検診
- 映画館
- ショッピング
- 飲食店
- レンタカー
- 国内宿泊施設
- 海外ホテル
- 旅行会社のパッケージプラン
など様々です。
ANA一般法人カード(JCB)の会員なら入会金無料、さらに月会費の割引も受けられます。従業員への福利厚生費用を削減したいときに便利なサービスです。
ANA一般法人カード(JCB)申し込みからカード発行までの流れ
ANA一般法人カード(JCB)ではオンライン入会を受付しています。オンラインでの入会申し込みからANA一般法人カード(JCB)発行までの流れは次のとおり。
- オンライン入会フォームにアクセスし、必要事項に入力
- JCBによる審査実施
- 審査結果がメールで届く
- JCB法人カード入会申込書が届いたら必要事項に記入・捺印し、本人確認書類を同封して返送
- 契約確認書類が届いたら内容をよく確認
- カード発行
契約確認書類が届いてからANA一般法人カード(JCB)発行まで、およそ1週間かかります。
ANA一般法人カード(JCB)の本人確認書類について
ANA一般法人カード(JCB)の本人確認書類は法人、個人事業主によって異なります。法人の場合は次の本人確認書類を準備してください。
- 現在事項全部証明書
- 履歴事項全部証明書
- 代表者の本人確認書類
代表者、個人事業主の本人確認書類は次のとおりです。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- パスポート
- マイナンバーカード
- 在留カード・特別永住者証明書
- 住民票の写し
- 健康保険証+補完書類(公共料金の領収書/国税や地方税の領収書/社会保険料の領収書など)
オンライン入会フォームに入力した住所と、本人確認書類の住所は同じであることが必要です。住所が違う場合は補完書類の提出が求められることがあります。
まとめ
ANA一般法人カード(JCB)では、貯めたOki DokiポイントをANAマイルへ移行できるのが特徴のひとつです。マイル還元率0.25%という個人向けクレジットカードが見られますが、ANA一般法人カード(JCB)ならマイル還元率1.0%となります。
ANA一般法人カード(JCB)は「1ポイント=10マイル」のレートで効率よくマイルへ移行できる法人カードです。年間5,500円(税込)のマイル移行手数料が発生しますが、経費の支払いで貯まるポイント分で回収が期待できます。
ANAカード限定サービス、JCB法人向けサービス、両方のサービスを利用できるのもANA一般法人カード(JCB)のメリットのひとつです。