JCBコーポレートカードとは?法人にとって便利なサービスも紹介
JCBコーポレートカードを導入しようか迷っている皆さん。JCBの特徴をしっかり把握していますか?
きちんと把握しないまま利用してしまうと、導入してからコーポレートカードの機能を充分に使えない可能性もあります。
そこで、この記事では以下の3つに絞ってJCBコーポレートカードを紹介。
- JCBカードの特徴
- 入会するメリット・デメリット
- 実際に導入した事例
自社に合った法人カードか見極めてから、利用しましょう。
JCBコーポレートカードの特徴
大企業(マンモス企業)向けのJCBコーポレートカードの基本情報や特徴について紹介します。
どのような機能が備わっているかまだ把握していない方は、以下を参考に利用してみてください。
JCBコーポレートカードの基本情報
ここからは、JCBコーポレートカードの基本情報について紹介します。一覧表にしましたので、御覧ください。
年会費:初年度 | 30,000円+税 |
---|---|
サブカード年会費 | 無料 |
ETCカード年会費 | 無料 |
ポイント還元率 | − |
申込資格 | 社員20名以上の大企業 |
限度額 | 企業との相談による |
国内・海外旅行傷害保険 | 海外・国内最高5,000万円 |
ショッピング保険 | − |
国際ブランド | JCB |
サブカードやETCカードの発行は無料になります。そのため、規模が大きい企業にとって利用の利点が大きいコーポレートカードです。
また、国内・海外旅行保険は自動付帯になります。カードを利用しているだけで保険対象になるので、もしものケガに安心です。
ショッピング保険サービスは付いていません。コーポレートによっては付いているものもあります。
ショッピング保険がほしい方には、JCBコーポレートカード以外法人カードの利用も考えた方がいいでしょう。
JCBコーポレートカードはゴールドカードのみ
JCBコーポレートカードは、ゴールドカードのみのラインナップなので注意が必要です。
他のコーポレートカードの場合、一般ランクも選択できました。
ステータス性を重視している方でも選択できるので、差別化を図れる状態です。
しかし、JCBコーポレートカードの場合は、プラチナなどの選択肢がないので、アップグレードもできません。
ステータス性で差別化するのは難しくなります。
入会するメリット
ここからは、JCBコーポレートカードに入会する利点について紹介します。
ビジネスの利用に便利な機能がたくさんあるので、ぜひ導入してみてください。
ガソリンカードを導入できる
JCBコーポレートカードに問い合わせして、申し込むとガソリンカードが発行できます。
ガソリンカードとは、ガソリンスタンドでの支払いに使えるカードです。
クレジットカード機能は無いので、社員に私的利用されてしまうリスクを少なくできます。
また、請求を一括にできるので、管理が楽になるメリットも。キャッシュレス化にもなるので、経理業務の負担が少なくなります。
車での出張が多い企業にとっては嬉しいサービスです。
オンラインで明細を確認できるサービスがある
オンラインで明細を確認できるサービスがあります。オンラインで明細を確認できるメリットは以下の2つ。
- いつでも確認できる
- 15ヶ月前まで遡れる
ネット環境さえあれば、いつでも明細の確認が可能です。
常に経費の情報を確認できるので、事業で削減するべき経費の洗い出しがしやすくなります。
また、過去のデータをさかのぼって出力できるので、不備があった場合にも確認がスムーズにおこなえます。
業務効率化を図るためにもオンライン化は必要です。JCBコーポレートカードを利用する機会に、オンライン化の検討もしてみましょう。
出張のときに便利なサービスが充実
メリット3つ目は出張のときに便利なサービスが充実している点です。ビジネスにも役に立つサービスは以下のものがあります。
- JCB.ANA@desk
- JCB de JAL ONLINE
- タクシーチケット
JCB.ANA@deskは、出張の業務を最適化してくれるサービスです。
利用登録するだけで、出張の際のホテル予約を法人デスクでおこなってくれます。
また、後払い一括精算なので、引き落とし手数料も最低限に押さえることができます。
JCB de JAL ONLINEは、航空券の予約をしてくれるサービスです。オンラインで予約ができ、チケットの発券も不要なので、急な出張に利用できます。
タクシーチケットも実は出張に便利なサービスです。出張先での移動手段が無いときに、タクシーを利用します。
その際にタクシーチケットを使えば、手続きなしで経費で落とすことができます。
申し込みするデメリット
ここからは、JCBビジネスカードに申し込みをするデメリットについて解説していきます。
メリット・デメリット両方知った上で、導入を考えていきましょう。
カードに選択肢が無い
JCBコーポレートカードを導入するデメリット1つ目は、ゴールドカードしかラインナップがないことです。
JCBコーポレートカードは、年会費がほかのカードと比較すると高い傾向にあります。
他のコーポレートカードの場合、一般ランクのカードが用意されていることがあるので、高いと感じたら一般ランクに申し込むことが可能です。
しかし、JCBコーポレートカードの場合はランクは1つ。
そのため、年会費を安くしたい場合には、JCB法人カードの利用を検討する必要があります。
ポイントを貯めることができない
JCBコーポレートカードにするデメリット2つ目はポイントを貯めることができない点です。
JCBのコーポレートカードは、「経費を一括管理して、業務効率化と経費の削減を図ること」を目的にしています。
よって、ポイント制度はありません。経費削減しながらもポイントを貯めていきたいと考える場合には、ポイント交換制限があるコーポレートカードやポイント還元率が高い法人カードの利用を検討する必要があります。
空港ラウンジサービスはない
JCBコーポレートカードには、空港ラウンジサービスはありません。空港ラウンジサービスとは、飛行機の発着時に利用できる待合室のようなものです。
待合室では、フリードリンクや無料Wi-Fiがあるので、飛行機を頻繁に使う企業には便利なサービスです。
空港ラウンジサービスがない場合、有料でラウンジサービスを使うか、ロビーで飛行機を待つことになります。
有料でラウンジサービスを使うとコストがかなり掛かることに。また、窮屈なロビーで待つのはストレスになります。
よって、出張が多い企業にとっては、空港ラウンジサービスがないことは、欠点と言えます。
JCBコーポレートカードを実際に利用した事例
ここからは、JCBコーポレートカードを実際に利用した事例を紹介します。導入後のイメージが付かない方は、ぜひ参考にしてみてください。
今回紹介する企業では、
- 立て替え払いの多さ
- 申請作業の負担
- 経費の管理が難しい
問題がありました。JCBコーポレートカードを導入することで、カード払いに変更でき、改善ができました。
また、申請作業による経理担当者の負担も、オンライン化することで軽減させることに成功しています。
いつでもオンラインで経費管理できるので、経費の洗い出しができ、コストダウンに繋がりました。
参考:導入事例 JCBコーポレートカード
https://www.jcb.co.jp/corporate/large/corporate-card.html
まとめ:JCBコーポレートカードの特徴を知って申込みをしよう!
今回は、JCBコーポレートカードについて解説しました。JCBコーポレートカードは利用するメリットが大きいカードです。
- ガソリンカード
- オンラインで確認できる明細サービス
- ビジネスに有利なサービス
自社にとって、利点が多いコーポレートカードか確認してみましょう。
また、利用する上で欠点も知っておくべきです。ポイントが付与されないことなどを考えましょう。
もしも、導入したイメージが湧かない方は、利用事例も参考にしてみてください。