- 毎年度ボーナス1,000マイル
- JCBならショッピングでマイルが貯まる
年会費(税抜) | 利用 限度額 |
ブランド | 対象 |
---|---|---|---|
11,750円 | – | JCB | 個人事業主、法人 |
ANA法人ワイドカードは、ANAのマイルを貯めるのに特化した個人事業主、法人の経営者向けの法人カード。
- 国内・海外の出張が多くANA便を使うことが多くある
- とにかくANAマイルが多く溜まる法人カードを探している
- 追加カードを複数枚発行する
上記のような人にANA法人ワイドカードはぴったりのカードです。
こちらではANA法人ワイドカードの概要、メリット・デメリット、ANA法人ワイドゴールドカードとの違いなど、ANA法人ワイドカードを検討中の方が必要な情報を漏れなくコンパクトにまとめましたので参考になればと思います。
それでは早速、ANA法人ワイドカードの基本スペックからみていきましょう。
ANA法人ワイドカードとは?基本スペックを確認
まずはANA法人ワイドカードの基本スペック表からみていきましょう。
法人カード名 | ANA 法人ワイド カード |
---|---|
申し込み対象 | 18歳以上の法人・個人事業主 |
年会費 | JCB:11,750円+税/ VISA・Master: 12,250円+税 |
メンバー会員/ 会費 |
JCB:750/ VISA・MAster:440 |
国際 ブランド |
JCB/VISA/Master |
電子マネー | QUICPay(JCBのみ) |
ショッピング 利用可能枠 (限度額) |
公式サイト参照 |
キャッシング 利用額 |
– |
ポイント 還元率 |
0.5%(JCBのみ) |
ANAマイル 還元率 |
最大1% |
入会・継続 ボーナス |
2,000マイル |
ANAカード マイルプラス |
× |
マイル 移行手数料 |
5,000円+税 |
ボーナス マイル |
区間基本マイレージ× クラス・運賃倍率×25% |
フライト マイル |
○ |
ETCカード | 複数枚発行可能・無料 ※クレジットカード会社に よって異なるので お問い合わせ要 |
海外旅行 傷害保険 (自動付帯) |
最高 5,000万円 |
国内旅行 傷害保険 (自動付帯) |
最高 5,000万円 (航空機搭乗中・ 飛行場構内のみ) |
一般・ワイドカード・ワイドゴールドカードの違いを比較
付帯保険(海外旅行傷害保険)の金額
ANA法人カードには、クレジットカードのブランド、カードのタイプ(ステータス)によって、付帯保険の金額に違いがあります。海外旅行傷害保険の補償金額は、一般カードが最高1,000万円、ワイドカードが最高5,000万円、ゴールドカードが最高1億円。ANA法人ワイドカードは、ゴールドカードクラスの補償額、ゴールドカードはプラチナクラスの補償額と言えるでしょう。
また、国内旅行傷害保険が付いているのは、ゴールドカードのみ。ワイドカードでは航空機搭乗中、または飛行場内のみで適用される国内旅行傷害保険が付いています。
空港ラウンジが利用できる優待はゴールドカードだけ
法人カードで定番の優待サービスである、空港ラウンジ無料優待が利用できるのは、ANA法人ワイドゴールドカードだけ。一般・ANA法人ワイドカードでは空港ラウンジ優待は付いていません。
マイルの貯まりやすさの違い
マイルの貯まりやすさという点において、一般カードとANA法人ワイドカード・ゴールドカードとの間には大きな差があります。
ANAの法人カードでは、入会時と継続時にボーナスマイルを獲得でいます。一般カードのボーナスマイルが1,000マイルであるのに対し、ANA法人ワイドカード・ゴールドカードはその2倍の2,000マイル。
また搭乗ボーナスマイルも2倍以上の差があります。一般カードが「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%」に対し、ANA法人ワイドカード・ゴールドカードは「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%」。
追加カードの年会費の違い
追加カードについて、一般カードとANA法人ワイドカードは同額。ANAの法人カードは、ブランドによって年会費や追加カードの金額が異なります。追加カードの金額は、JCBなら750円+税/1枚、VISA・Masterなら400円+税/1枚と1,000円以下で契約が可能です。
一方、ANA法人ワイドゴールドカードはJCB・VISA・Masterいずれのブランドでも4,000円で発行が可能。他社のゴールドカードと比較すると4,000円でも良心的な価格と言えますが、もし追加カードを複数枚発行するのであれば、ANA法人ワイドカードは一般カード並の金額で追加カードを発行できおすすめです。
ANA法人ワイドカードのメリット
ANA法人カードの違いがわかったところで、ANA法人ワイドカードのメリットをみていきましょう。
追加カードの年会費が安い
前述したように、ANA法人ワイドカードは追加カードの年会費が安いです。ANAマイルが貯まる法人カードを探している個人事業主、や法人経営者の方で、社員用に複数枚クレジットカードを発行する場合は、ANA法人ワイドカードを選ぶと年会費を抑えながら、効率的にマイルを貯めることができるでしょう。
選べる国際ブランド(ANA法人カード共通)
ANA法人ワイドカードでは、国際ブランドがJCB、VISA、Masterから選択することが可能です。ブランドによって、年会費やマイレージ交換可否などの条件が異なるので、複合的に判断し、ブランドを決めることが重要です。
どのブランドがいいか迷った際は、JCBを選ぶことをおすすめします。というのも、ANA法人ワイドカードでは、JCBのみショッピングポイント(Oki Dokiポイントプログラム)をマイルに変換できるからです。経費の支払いなどをJCB法人カードにすることで、効率よくポイントを貯めることが可能です。
入会時、継続時に2,000ボーナスマイルがもらえる
ANA法人ワイドカードは、入会時とカードの継続時に2,000のボーナスマイルを獲得することができます。この2,000マイルのボーナスマイルは、ステータスが上のANA法人ワイドゴールドカードと同等のマイル数。
ANA法人ワイドゴールドカードの年会費は、ANA法人ワイドカードよりも約7,000円高いことを考えると、ボーナスマイルという点でANA法人ワイドカードはコスパがいいと言えそうです。
ANA便に乗った時の還元率25%増
さらに、ANA便に登場した際にボーナスマイルが、「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×25%」になります。この特典もANA法人ワイドゴールドカードと同様。やはりANA法人ワイドカードはコスパが良いです。
充実した特典・サービス(ANA法人カード共通)
ANA法人ワイドカードには、出張時に役立つ特典や、社員の福利厚生としても利用できるサービスが充実しています。
【特典・サービスの種類】
- 空港の専用カウンターでスムーズチェックイン(一般カードは対象外)
- 提携一流ホテルの会員宿泊割引・ウェルカムドリンクサービス
- 空港免税店(一般カードは5%)、「ANA FEST」、ANA機内販売でのショッピングが10%割引
- ANAスカイホリデー・ANAハローツアー・ANAワンダーアース5%割引販売
注意点とデメリット
ここまでANA法人ワイドカードがコスパがいいカードということで、ご紹介してきましたが、注意点やデメリットもあります。
ショッピングポイントでマイルが貯まるのはJCBだけ
何度も申し上げますが、ANA法人ワイドカードのVISA・Masterカードではショッピングの利用金額に応じて貯まるポイントをマイルに交換できません。
その代わりに、入会・更新時に獲得できるボーナスマイルやANA便搭乗時に獲得できるフライトマイルがマイル還元率が充実しています。
もしショッピングポイントをマイレージに交換したいということであれば、JCBを選ぶことをおすすめします。
ポイントからマイレージ移行手数料5,000円がかかる
JCBのOki Dokiポイントをマイレージと交換する場合、ANA法人ワイドカードでは5,000円の手数料がかかります。
ポイントをマイレージに交換することを前提に法人カード契約するのであれば、マイレージ移行手数料のANA法人ワイドゴールドカードを契約する方がおすすめです。
年会費は約7,000円高くなりますが、付帯保険や特典・優待(空港のラウンジなど)を考慮すると、ANA法人ワイドゴールドカードの方がお得です。
審査の通りやすさは?
他の法人カード(コーポレートカード・ビジネスカード)と同じく、ANA法人ワイドカードの審査基準の詳細は明かされていないので、難易度は不明です。
ANA法人ワイドカードは18歳以上の個人事業主、法人であれば申し込みが可能なこと考えると、他社の法人専用カードと比較すると審査に通りやすいことが推測されます。
まとめ
ここまでANA法人ワイドカードの基本スペック、他のANA法人カードとの比較、メリット・デメリットについて解説してきました。
ANA法人ワイドカードは、マイルを貯めることに特化された法人カードと言えます。ですので、海外・国内出張が多い個人事業主や経営者の方で、ANAを利用される方にとっては、最もマイルが貯まりやすいカードのひとつです。
さらにショッピングポイントをマイルに交換できるJCBブランドを選択すれば、さらにポイントとマイルを効率よく貯めることが可能になるのでおすすめです。